2025/09/26
旧ソ連の傑作小銃をエアコッキングガンで再現「S&T M1891/30 Mosin Nagantエアーコッキングライフルリアルウッド」
第二次世界大戦の銃器たち:ライフル編
旧ソ連の傑作小銃をエアコッキングガンで再現
帝政ロシア時代から第二次世界大戦にかけて使われたM1891/30モシンナガン(以下モシンナガン)はセルゲイ・モシン大佐とナガンM1895リボルバーでその名を知られるベルギー人の技師エミール・ナガンとレオン・ナガン兄弟によって開発され、帝政ロシア時代の1891年に制式採用された(名称はM1891)。口径は7.62mm×54R、装弾数は5発。第2次世界大戦におけるソ連軍の主力小銃であった。
バリエーションとしてスコープを装着した狙撃銃と、ページ下に掲載したバレルとフォアエンドを短くした騎兵銃がある。AKシリーズ同様、生産数が非常に多く、ソ連軍以外にもベトナム戦争ではベトコンによって使われるなど世界中で長きにわたり使われた。そんなソ連の傑作ボルトアクションライフルであるモシンナガンをS&Tはソビエト連邦時代の1930年に各部を改良を施して採用されたM1891/30と呼ばれるモデルをエアコッキングガンで再現。マズル付近までスラリと伸びたフォアエンドや独特な形状のストックは実銃と同じく木製。



マガジンは実銃と同じポジションに設けられており、着脱式マガジンの装弾数は37発。シルバー仕上げのボルトの中央付近に設けられたボルトハンドルやレシーバーなどモシンナガン特有の形状をリアルに再現。インナーバレルやチャンバーパッキンはVSR型となっておりチューニングしやすい。三八式歩兵銃と同様、全長は1.2mを超えており、いかにも当時の歩兵銃らしさが漂う。



S&T
M1891/30 Mosin Nagant エアーコッキングライフルリアルウッド
DATA
- 全長:1,238mm
- 重量:3,400g
- 装弾数:37発
- 価格:¥61,600
- お問い合わせ先:UFC
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
撮影協力:ビレッジワン
この記事は月刊アームズマガジン2025年8月号に掲載されたものです。
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。