エアガン

2025/09/19

東京マルイM4系電動ガンBOYs / LIGHT PRO / Rシリーズ タイプ別 対象年齢10歳以上用電動ガンの特徴

 

 パワー、サイズ、ディテール…“10禁銃”ってどんな特徴があるの?

 

 近年、対象年齢10歳以上用エアガン、いわゆる“10禁銃”を使ったサバゲがトレンドになっている。10禁銃はパワーが0.135J未満だけではなく10禁銃ならではの特徴がある。ここでは東京マルイの10禁仕様のM4系電動ガン3種類を通して10禁銃の特徴を探ってみたい。

 


 

東京マルイ

 電動ガンBOYs  コルトM4A1カービン

 

 

  コルトM4A1カービンのフォルムはそのままにひと回り縮小したミディアムサイズとしたのが電動ガンボーイズだ。強度が必要な部分には金属パーツが使用され、セミ・フル切り替えが可能。可変ホップアップシステムも搭載されている。装弾数28発のマガジンは約180発のリザーブタンク付き。

 

 DATA 

■全長:652mm / 724mm(ストック伸長時)
■重量:1,030g(空マガジン、電池含む)
■装弾数:28発+約180発
■電源:単3アルカリ電池6本
■価格:¥9,680

 

 

東京マルイ

 電動ガンLIGHT PRO  M4 CQBブラック

 

 

 20mm幅のレールシステムとトップレールを装備したCQB-Rをリアルサイズで再現。電動ガンとしてセミ・フル切り替えができるだけではなく、電池の有無にかかわらずチャージングハンドルを引いて1発ずつコッキングして撃つことも可能。ボディカラーは写真のブラックとタンカラーの2色ある。

 

 DATA 

■全長:690mm / 775mm(ストック伸長時)
■重量:1,500g(空マガジン、電池含む)
■装弾数:約340発
■電源:単3アルカリ電池5本
■価格:¥21,780

 

 

東京マルイ

 電動ガンRシリーズ  M4A1R

 

 

 発射パワーは青少年育成条例の0.135ジュール未満をクリアしつつ、外観パーツには18歳以上用モデルと同様の素材を採用。可変ホップアップシステムによりインナーバレル長がわずか37mmながら18歳以上用に匹敵する命中精度を実現。なお14歳以上推奨だが、操作方法をマスターすれば10歳以上でも使用できる。

 

 DATA 

■全長:767mm / 851mm(ストック伸長時)
■重量:2,825g(空マガジン、バッテリー含む)
■装弾数:65発
■電源:8.4Vニッケル水素1,300mAhミニSバッテリー
■価格:¥38,280

 

 

 東京マルイ M4系電動ガンBOYs/LIGHT PRO/Rシリーズ 

各モデルの特徴

 

バレル

 

BOYsとLIGHT PROはバレル、フラッシュハイダー、フロントサイトともに樹脂製だが、Rシリーズはすべて金属製。Rシリーズは14歳以上推奨モデルと一目でわかるブルーのマズルリングが装着されている。BOYsとRシリーズはサイドスリングアダプター付き

 

 

ハンドガード

 

一見するとBOYsとRシリーズは同じサイズのハンドガードに見えるが、BOYsはひと回りほど細くなっている。LIGHT PROは上下左右に20mm幅のレールが備わった樹脂製のレールシステムが標準装備されている

 

 

レシーバー

 

3機種ともアメリカ軍仕様のコルトM4A1カービンの刻印が再現されている。LIGHT PROとRシリーズはリアルサイズだが、BOYsはミディアムサイズ。素材はいずれも樹脂製だが。質感はRシリーズが断然高く、マガジンキャッチやセレクターレバー、トリガーなどは金属製だ

 

 

キャリングハンドル/トップレール

 

LIGHT PROとRシリーズはキャリングハンドルを外すとレシーバー上面に20mm幅のレールが設けられており20mm幅に対応したドットサイトなどが搭載できる。BOYsのキャリングハンドルは着脱できない

 

 

ホップアップ調整機能

 

3機種ともホップアップ調整機能が搭載されている。BOYsはスライド式、LIGHT PROはダイヤル式、Rシリーズも18歳以上用と同じダイヤル式となっている。なおBOYsとLIGHT PROは0.12g、Rシリーズは0.2gのBB弾に対応している

 

 

リアサイト

 

BOYsは左右調整とブレードの切り替えが可能。LIGHT PROはブレードの切り替えのみ。Rシリーズは上下左右調整とブレードの切り替えが可能。BOYsとRシリーズは大小のピープだが、LIGHT PROのブレードのみピープとノッチの組み合わせとなっている

 

 

グリップ

 

3機種ともA2タイプのグリップを再現しており、グリップ内にモーターが組み込まれている。BOYsのみグリップ前面に握ると解除されるグリップセーフティが追加されている。LIGHT PROのトリガーはやや前寄りにあるのがわかる

 

 

ストック

 

BOYsは側面にリブのあるオールドタイプ(4段階)、LIGHT PROはクレーンタイプ(6段階伸縮)、Rシリーズは18歳以上用と同じエンハンスドタイプ(6段階伸縮)が装着されている。バッファーチューブはRシリーズのみ金属製

 

 

マガジン

 

3機種とも30連タイプを再現。BOYsの装弾数は28発+約180発、LIGHT PROは約340発、Rシリーズは68発でスチールプレス製アウターケース、新型フォロワーを採用。横に並べるとBOYsのマガジンが小さいのがわかる

 

 

バッテリーコンパートメント

 

BOYsはハンドガード内に単3アルカリ乾電池を6本収納。LIGHT PROはストック内に引き出し式のバッテリートレーがあり、そこに単3アルカリ乾電池5本収納。Rシリーズはハンドガード内に8.4Vニッケル水素1,300mAhミニSバッテリーを収納する

 

 

実射性能

 

BOYsはミディアムサイズなので大人が構えると少し窮屈に感じるがボディ剛性はしっかりしている。写真は5mからセミオートで10発撃った結果。飛距離は25m近くまで出るものの、狙って当てるには5〜8mくらいが妥当だ

 

LIGHT PROはリアルサイズということもあり18歳以上用と同じ感覚で構えられる。写真は8mから1発ずつコッキングして10発撃った結果。10mくらいまでなら狙って当てられる感じだ

 

Rシリーズは0.2g弾を使ことで15mからセミオートで10発撃っても充分ヒットできる。下に着弾した2発を除けば手のひらサイズに集弾している。狙って当てるならRシリーズがお薦めだ

 

 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

 

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