エアガン

2025/09/03

URG-Iタイプ電動ガン&次世代電動ガンの特徴を“価格帯別”で比較

 

リアリティ、重量感、操作性、実射性能…価格帯によって何が違うの?

 

現在、ライフルタイプの電動ガンは価格帯別に「スポーツライン」「スタンダード/フルメタルタイプ」「次世代電動ガン」の3つにわけられる。ここではURG-Iタイプの電動ガンと次世代電動ガンをもとに価格帯別の特徴を解説する。

 

スポーツライン

 

S&T
URG-I 11.5インチ スポーツラインG3電動ガンDDC(COLT刻印)

 

S&T URG-I 11.5インチ スポーツラインG3電動ガンDDC(COLT刻印)

 

 アメリカ軍特殊部隊が採用しているURG-Iをレシーバーやハンドガードなどの外装をナイロンファイバー製パーツで構成したことで低価格かつ軽量なスポーツライン電動ガンとして再現。内部にはスポーツラインにもかかわらず磁気センサー方式によるギア制御システムを採用したG3電子トリガーシステムが搭載されている。

 

DATA

  • 全長:755mm/840mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,430g
  • 装弾数:340発
  • 価格:¥24,200

 

スタンダード/フルメタル

 

S&T
URG-I 11.5インチ フルメタルG3電動ガンDDC(COLT刻印)

 

S&T URG-I 11.5インチ フルメタルG3電動ガンDDC(COLT刻印)

 

 海外メーカーの電動ガンとしては一般的なスタンダードタイプの電動ガン。アッパー/ロアレシーバーを金属製とし、ガイズリータイプのハンドガード、クレーンタイプストックを装備。ロアレシーバーにはUSガバメント仕様のコルト刻印が施されている。内部にはG3電子トリガーシステムが搭載されている。

 

DATA

  • 全長:740mm / 821mm(ストック伸長時)
  • 重量:2,730g
  • 装弾数:340発
  • 価格:¥41,250

 

次世代電動ガン

 

東京マルイ
次世代電動ガン URG-I 11.5インチ ソップモッドブロック3

 

東京マルイ 次世代電動ガン URG-I 11.5インチ ソップモッドブロック3

 

 11.5インチのショートバレル仕様のURG-Iを実銃さながらのリコイルショックが体感できる次世代電動ガンで再現。実銃の特徴であるガイズリータイプ「10.5インチSMR MK16 M-LOK DDCカラー」が標準装備されている。新たにタンカラーのSTRタイプストックが採用され、よりモダンなイメージに仕上がっている。

 

DATA

  • 全長:750mm/825mm(ストック伸長時)
  • 重量:3,150g(空マガジン、バッテリー含む)
  • 装弾数:82発
  • 価格:¥93,280

 

 

●フラッシュハイダー

 

フラッシュハイダー

 

 11.5インチバレルには3挺ともシュアファイア4プロングタイプのフラッシュハイダーが装着されている。いずれも金属製で、次世代電動ガンはアルミの切削加工で再現。それそれマズルのネジは14mm逆ネジ仕様となっている。

 

●フロントサイト

 

フロントサイト

 

 フロントサイトはいずれもナイツアーマメントタイプのマイクロフォールディングタイプだが、スポーツラインとフルメタルは最新型、次世代電動ガンはベースがタンカラーの実銃同様の初期型が再現されている。3挺ともフロントサイトポストは調整可能。

 

●ハンドガード

 

ハンドガード

 

 URG-Iの最大の特徴であるガイズリータイプの10.5インチSMR MK16 M-LOK DDCカラーハンドガードを再現。スポーツラインはナイロンファイバー製、フルメタルと次世代電動ガンは金属製。次世代電動ガンは3スロット、5スロット、7スロットのM-LOKレール付き。

 

●レシーバー

 

レシーバー

 

 一見すると3挺とも同じ素材のように見えるが、スポーツラインのみナイロンファイバー製。ロアレシーバーの刻印は実銃と同じコルト仕様。表面はマットブラック仕上げ。セレクターレバーやボルトキャッチなど実銃同様のパーツ構成となっている。

 

●ホップアップ調整機構

 

ホップアップ調整機構

 

 3挺ともチャージングハンドルを引いてダミーボルトを後退させるとロータリー式のホップアップ調整用のダイヤルが現れる。スポーツラインのみダミーボルトがボルトキャッチで保持される。次世代電動ガンはBB弾の発射と同時にダミーボルトが前後動する。

 

●リアサイト

 

リアサイト

 

 スポーツライン、フルメタルともにフロントサイトにあわせてナイツアーマメントタイプのフォールディングマイクロリアサイトが付属。次世代電動ガンはアメリカ軍特殊部隊で採用されているMATECH/BUISタイプリアサイトが装着されている。

 

●チャージングハンドル

 

チャージングハンドル

 

 3挺ともDDC(デザート・ダート・カラー)仕様のガイズリータイプ・エアボーンタイプチャージングハンドル(ACC)が付属。チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退するギミックは共通。スポーツラインとフルメタルはラッチ後面に実銃同様の刻印が再現されている。

 

●グリップ

 

グリップ

 

 グリップは実銃同様にオーソドックスなA2タイプが装着されている。3挺ともグリップ内にモーターが搭載されており、スポーツラインとフルメタルのグリップボトムはヒートシンクタイプがチョイスされている。それぞれ表面仕上げは微妙に異なる。

 

●ストック/バッテリーコンパートメント

 

ストック/バッテリーコンパートメント

 

 スポーツラインとフルメタルはクレーンタイプストック、次世代電動ガンはタンカラーのSTRタイプストックが付属。3挺ともストックにバッテリーコンパートメントが設けられており、スポーツラインとフルメタルはリポバッテリー、次世代電動ガンは8.4Vニッケル水素1,300mAh SOPMODバッテリーを使用する。

 

●マガジン/オートストップ機能(次世代電動ガン)

 

マガジン/オートストップ機能(次世代電動ガン)

 

 スポーツラインとフルメタルともにゼンマイ給弾式のハイキャップマガジンが付属。スタンダードタイプ電動ガンM4系マガジンと共用可能だ。

 

マガジン/オートストップ機能(次世代電動ガン)

 

 次世代電動ガンは次世代電動ガンM4シリーズ専用のスプリング給弾式の装弾数82発のマガジンが付属。オプションで430連射マガジンも用意されている。またマガジン内の残弾がなくなると作動が自動的に停止するオートストップ機能が搭載されている。

 

●操作性/実射フィーリング

 

操作性/実射フィーリング
スポーツラインはハンドガード、レシーバーともにナイロンファイバー製だが主要部分に金属製パーツを採用するなど剛性は確保されている。当然だが3挺の中で最も軽く取り回しやすい

 

操作性/実射フィーリング
フルメタルはレシーバーやハンドガード、主要パーツが金属製なので剛性はしっかりしており重量感もある。前後バランスも良好で違和感なく構えられる

 

操作性/実射フィーリング
次世代電動ガンの魅力といえばリコイルショックが体感できること。BB弾の発射と同時にオーバー3kgのボディが激しく揺さぶられる。撃ち応えは申し分ない

 

●実射性能

 

実射性能
スポーツラインで20mからセミオートで10発撃った結果。スポーツラインは低価格帯ながらロータリー式の可変ホップアップシステムや電子トリガーシステムのおかげでハイレベルな集弾性を発揮した

 

実射性能
フルメタルで20mからセミオートで10発撃った結果。下方向に3発着弾しているものの残り7発は良好な集弾性となった。サバイバルゲームで充分ヒットを取れる実射性能だ

 

実射性能
次世代電動ガンで20mからセミオートで10発撃った結果。集弾性、弾道ともに安定しており20mの距離ならピンポイントで撃ち込むことができる

 


 

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

 

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