2025/07/29
日本海軍陸戦隊使用の拳銃をモデルガンで再現「MULE 南部式自動拳銃大型乙 東京ガス電気2nd シリアル“8192”」
第二次世界大戦・日本の軍用ピストル
1902年(明治37年)に南部麒次郎によって開発された国産自動拳銃である南部式自動拳銃。南部十四年式にも使われた8mm南部弾を使用し、プロップアップ式のショートリコイルメカボックスを採用、通称“グランパ”の大型(甲)、“パパ”の大型(乙)、“ベビー”の小型の3種類が製造された。
大型(乙)=パパナンブは東京瓦斯電気工業株式会社(TGE)で製造され、「陸式拳銃」の名称で日本海軍陸戦隊で使用されたもので、CAWがモデルガンに再現している。このCAWのパパナンブをベースにMULEは、ファースト、セカンド、サードに分類されるパパナンブの中からセカンドモデルのシリアルナンバー8,000番台を忠実に再現。打刻されたシリアルナンバーは海外の実銃資料に掲載されている「8192」をセレクト。MULEがアメリカで取材したパパナンブの実銃をもとに、各パーツとも実銃と同じ位置にシリアルナンバーを打刻。







独特な外観をリアルに再現していることはもちろんボルトやトリガーが可動し、実銃同様のプロセスで分解・組立が可能だ。製作はCAW、組立はマイズファクトリー、刻印のカスタムはMULEによって行なわれており、実銃のパパナンブは貴重な存在だけに資料的価値も高い。
MULE
南部式自動拳銃大型乙 東京ガス電気2nd シリアル“8192”
DATA
- 全長:233mm
- 重量:604g
- 装弾数:8発
- 価格:¥59,400(ダミーカート7発付属)
- お問い合わせ先:MULE
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2025年4月号に掲載されたものです。
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