2022/03/07
一切の妥協は不要。最高級なガバメントモデルガン「エラン コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパー」
抜かりのない再現度のモデルガン
1960~1980年代の名銃、いわゆるネオクラシックガンは世代を問わず人気があり、定番中の定番といえる。その中でもガバメント、1911系は100年以上前に誕生してから今に至るまで愛され続けている。今回はそのガバメントのトイガンをピックアップしてご紹介する。ネオクラシックのエアガン、モデルガンに興味のある方は参考にしていただければ幸いだ。
今回紹介するのは、エランのモデルガン「コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパー」だ。
ネオクラシックガン
エラン
コルトMkⅣシリーズ70 .38スーパー
DATA
- 全長:220mm
- 全高:135mm
- 全幅:33mm
- 重量:980g
- 装弾数:9発
- 価格:¥217,800
- お問い合わせ先:エラン
1980年初頭から後半にかけてスチールチャレンジやIPSCといった現在でも人気のあるアクションシューティングにおいてシェアを広めたのがコンペンセイターが付いた.38スーパー弾仕様のガバメントカスタムだった。もともとは.45ACP弾が主流だったのだが、マズルジャンプを抑制するコンペンセイターの効果を最大限発揮しつつ、IPSCのパワーファクターをクリアできるのが.38スーパー弾だった。そこでベースガンとして選ばれたのが、シリーズ80から装備されたAFPBが備わっていない.38スーパー弾仕様のコルトマークⅣシリーズ70だった。実銃は生産数が少ないうえにカスタムガンのベースとして多用されたため、オリジナルの状態で現存している数は少ないという。そういった意味からも希少なモデルをエランはモデルガンで初めて再現した。
全体のフォルムは.45ACP弾仕様のシリーズ70と変わらないが、.38スーパー弾仕様のバレルとバレルブッシング、専用の刻印が施されたスライドとチャンバーカバー、サイドポリッシュされていないトリガーが特徴。さらにマガジンも左右にリブが設けられた専用マガジンとなっている。エランはこうした特徴を抜かりなく再現。.38スーパー弾仕様のコルトコンバットコマンダーとカートリッジやマガジンは共用できる。
TEXT:アームズマガジン編集部
ネオクラシックガン
ガバメントシリーズ
この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.29をもとに再編集したものです。