エアガン

2022/02/26

9mmより強い魅力を貴方に。45口径エアガン5選【2022年版】

 

未だ色褪せない45口径の魅力

 

 1904年に開発された.45ACP(Automatic Colt Pistol)はアメリカの制式拳銃として長らく活躍した1911をはじめとした様々な銃器で使用されてきた。現在、9mm×19が主流になりつつあるが、軍や法執行機関の一部では未だに使用され続けている。今回はそんな.45ACPをはじめとした45口径の実銃を再現したエアガンをピックアップして紹介しよう。

 

マグナム弾を放てる拳銃エアガン5選はこちら

 


 

東京マルイ

M1911A1コルトガバメント

 

 

DATA

  • 全長:218mm
  • 重量:798g
  • 装弾数:26発
  • 価格:¥18,480
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 1911年から1985年までの間、米軍の制式採用として配備されていたM1911ピストル。誕生から100年以上経っても改良を続けながら、未だに使い続けられている不滅のハンドガンだ。その中でももっともミリガバらしいフォルムと言われる、コルトが1943年に製造したモデルを再現したエアガンがこちらだ。

 スライド左側面のコルトのアドレスとパテントナンバーは東京マルイ初となる打刻によるもので、スライドはブラスト仕上げとなっている。

 

 


 

東京マルイ

HK45タクティカルブラック

 

 

DATA

  • 全長:220mm/330mm(サイレンサー装着時)
  • 重量:793g/851g(サイレンサー装着時)
  • 装弾数:26発 
  • 価格:¥21,780
  • 問い合わせ先:東京マルイ

 

 .45ACPは9mm×19と比べると初速が遅いが、射撃音が小さくなるというメリットがある。サイレンサーとの相性が良いので、特殊部隊の一部では.45ACPを使用した実銃を調達し続けている。H&K HK45も特殊部隊向けにデザインされたハンドガンの1つだ。

 東京マルイはこの実銃をサイレンサーを標準装備してガスブローバックガンとして再現。実銃同様バックストラップが交換可能なフレーム、アンビコントロールレバー・視認性に優れる大型リアサイトが採用されている。実射してみると、ノーマルのHK45に比べて明らかに発射音が抑えられており、サイレンサーの効果が実感できる。もちろんサイレンサーは取り外すことが可能だ。

 

 


 

タナカ

スミス&ウェッソンM1917

.45 5.5インチ U.S.ミリタリー ヘビーウエイト

 

 

DATA

  • 全長:270mm
  • 重量:715g
  • 装弾数:12発 
  • 価格:¥26,400
  • 問い合わせ先:タナカ

 

 .45ACPは本来は自動拳銃用のカートリッジであり、リボルバーの使用には適さない。というのも、リボルバーの弾倉に対応するカートリッジは底部に縁(リム)があり、それを用いてカートリッジを適切な位置に保持している。.45ACPにはリムが存在せず、リボルバーに対応することができないのだ。

 だが、.45ACPに対応するべく開発されたリボルバーがある。それがこのM1917だ。このリボルバーはハーフムーンクリップという補助具を使用することで、カートリッジのリムの役割を補っている。それを再現したタナカのエアガンでは残念ながらカートリッジを使用しないため、ハーフムーンクリップは必要ない。だが、シリンダーにはリアルにクリップが再現され、バレル上の刻印もリアル。その雰囲気を楽しむことができる。

 

 


 

WE/サイバーガン

トンプソンM1A1

ガスブローバックガン

 

WE/サイバーガン トンプソンM1A1 ガスブローバックガン

 

DATA

  • 全長:850mm
  • 重量:2,290g
  • 装弾数:50発
  • 価格:¥44,000
  • お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

 .45ACPを撃つことができるサブマシンガンとして名が挙がるのはまずトンプソンだろう。そのトンプソンの中でも、M1A1は最も低コストで製造されたモデルだ。軍用に省力化が進められ、最も多く製造されたとも言われる。WEはこれをガスブローバックで再現している。

 正式ライセンス品なので、オートオードナンス社のロゴもリアルに刻まれており、セミ/フル切り替え機構も再現したうえで空撃ちモードも搭載している。重厚なメタルボディながら、ストックなどは木目調樹脂を組み合わせとすることでお買い得価格も実現した。トンプソン好きなら買わずにはいられなくなる完成度とお得感だ。

 

 


 

KRYTAC

KRISS VECTOR

 

KRYTAC「KRISS VECTOR FDE」製品レビュー

 

DATA

  • 全長:445mm/665mm(ストック展開時)
  • 重量:2,600g
  • 装弾数:95発
  • 価格:¥69,800
  • お問い合わせ先:ライラクス

 

 KRISS VECTORシリーズは2006年、アメリカのTDI(現在のKRISS USA)によって開発された。使用弾は9mm×19や.45ACPをはじめ9mm×21、.40S&W、10mmAUTO、.357SIGなどに対応。マガジンは基本的にグロックピストル用のものを流用し、バレルも5.5、6.5、16、18.6インチと各種用意されている。45口径をはじめとしたさまざまなカートリッジに対応できる銃だ。

 KRISSのエアガンブランド、KRYTACは電動ガンでKRISS VECTORを再現。MOSFET&電子トリガースイッチの採用により、セミオートのキレはもちろん、2バーストもスピーディかつコンスタントに撃ち続けられる。

 

 


 

 エアガンにおいて.45ACP対応の銃をモデルとしたものを使ったところで、BB弾の威力に大差はない。だが、その造形にはロマンがあり、積み重ねられた歴史を感じ取ることもできる。ロマンを追い求める方はぜひ参考にしていただければ幸いだ。

 

TEXT:アームズマガジン編集部

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