エアガン

2023/03/20

戦後初の国産小銃×G3電子トリガーシステム「S&T 64式小銃G3電動ガン」

 

戦後初の国産小銃を最新装備で再現

 

S&T 64式小銃G3電動ガン

 

 自衛隊が1964年に制式採用した64式小銃は、現在でも使用が続けられている非常に運用期間が長いバトルライフルだ。第一線は後継機の89式小銃や20式小銃に引き継がれたものの、基地警備といった現場では未だに活躍する64式小銃にはファンも多く、自衛隊基地の記念行事などで目にしたことのある方も多いのではないだろうか。日本国内以外には露出も少なく、世界的には知名度も低いマニアックなライフルなのだが、S&Tはその魅力を余すところなく電動ガンで再現した。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
側面に向けて六角形状のポートが左右あわせて8つ開けられたユニークなフラッシュハイダー。着剣ラグも再現されている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
クーリングホールが開けられているハンドガードはアルミ製。89式小銃は左右分割式だが64式小銃は上下分割式を採用

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
左右対称でフィンガーレストなどがないスッキリとしたデザインの木製グリップ

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
直銃床タイプのストックは実銃と同じ木製。ショルダーレストは実銃同様に開閉できる

 

 レシーバーとハンドガード、バレルはフルメタルとなっており、しなりやガタツキは皆無で確かな剛性を感じ取ることができる。ストックとグリップはリアルウッドとなっており、色合いも実物に近いものだ。ほぼ直上を向いた特徴的なチャージングレバーもメタル製であり、引くと金属の冷たい音が鳴り内部のホップアップ調整ダイヤルが見える。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
アルミ製レシーバーの左側には桜のマークや銃名、製造年月(1964年9月)、豊和工業のマークが打刻されている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
ボルトは実銃同様に可動させることができる。内部にはホップアップ調整用のダイヤルが設けられている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
64式小銃の特徴である引き上げながら回すセレクターレバー。ポジションマークも「ア(安全)」「タ(単発)」「レ(連発)」となっている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
右側にあり、かつ引き上げながら回すセレクターレバーは確実な切り替えが可能だが慣れが必要だ

 

 セレクターレバーは実銃同様引き上げてから回すというギミックが再現されており射撃前に気分を盛り上げてくれる。細身のハンドガードは握りやすく、標準装備されているバイポッドを折りたたんだ際の収納部として機能する窪みも備えている。この年代の銃には珍しい可倒式のフロントサイト、リアサイトも再現されており、別売のS&T製64式小銃専用スコープマウントベースを装着し、光学機器を搭載した際も折り畳んで使用できる。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
バイポッドは自衛隊における小銃の運用方法を示す装備のひとつ。もちろん実銃同様に可動する

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
フロントサイト、リアサイトともに実銃同様に折りたたむことが可能。ロックボタンがないのでそのまま倒立させる

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
左側にある残弾確認孔が再現された装弾数390発のスチールプレス製マガジン

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
ストックは日本人向けにデザインされているだけあって構えやすい。G3電子トリガーシステム搭載によりサバゲーの実用性は申し分ない

 

 G3電子トリガーシステムを搭載しており、安定した動作とキレの良いセミオート射撃が楽しめるためサバゲーでも積極的に使えるモデルだ。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン

 


 

S&T
64式小銃G3電動ガン

 

DATA

  • 全長:990mm
  • 重量:3,260g
  • 装弾数:390発
  • 価格:¥71,500
  • お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年3月号に掲載されたものです。

 

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