2023/02/09
自衛隊の9mm拳銃をトイガン化した傑作「タナカ SIG P220 IC 陸上自衛隊 HW ガスブローバックガン」
ガスガン&モデルガンで再現した自衛隊9mm拳銃
タナカは自衛隊採用拳銃である9mm拳銃を、ガスブローバックガンとモデルガンで製品化している。実銃はSIG P220を新中央工業(現ミネベアミツミ)がライセンス生産してきたもので、タナカは写真の陸上自衛隊仕様のほかに海上自衛隊仕様、航空自衛隊仕様をラインアップしている。
自衛隊装備の再現には欠かせない1挺
ここで紹介するガスブローバックガンの特徴はフレーム先端まで一体化された金属製シャーシ「IC(Integrated Chassis system/インテグレーテッド・シャーシ・システム)」を採用していることだ。精度と剛性が向上し、マグナブローバックメカとの組み合わせによりスピーディーで硬質なブローバックフィーリングを実現している。可変ホップアップは工具を使わずに調整可能。装弾数は20発に増加された。外観面では刻印やシリアルナンバーがリアルになり、フレームとスライドは実銃の持つ素材による色の違いが再現されている(ABS樹脂モデル)。
一方、モデルガンは軽量で腐食に強い硬質アルミ製EVO2カートリッジを採用したEVO2フレームヘビーウエイト。リアルなブラスト処理を施した強化軽量樹脂製スライド、ヘビーウエイト樹脂製フレーム、ウエイト入りのヘビーウエイト樹脂製グリップなどを採用しており、発火式モデルガンの醍醐味が楽しめる1挺となっている。
自衛隊では新型拳銃SFP9への切り替えが徐々に進んでいるが、まだしばらくは9mm拳銃も現役にとどまるはずなので、これからも自衛隊装備の再現に欠かせない傑作ピストルとして存在し続けるだろう。
タナカ
SIG P220 IC 陸上自衛隊 ヘビーウエイトガスブローバックガン
DATA
- 全長:208mm
- 全高:141mm
- 全幅:36mm
- 重量:890g
- 装弾数:20発
- 価格:¥29,480
- お問い合わせ先:タナカ
TEXT:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2023年2月号 P.95をもとに再編集したものです。
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