エアガン

2023/01/28

フィクションの銃を作る「“聖なるフリントロックピストル”前編」

 

聖なるフリントロックピストル

 

※この記事はフィクションです。実在する宗教、団体とは一切関係ありません

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます。

 

 今回の作品コンセプトは「聖なるフリントロックピストル」です。早速、作っていきましょう。

 

コンセプトを完成イメージ図に

 

 まずはベース銃の画像で「完成イメージ図」を作ります。アイデアを視覚化すれば製作ポイントや完成像を意識しながら作れるのでクオリティが上がりますよ(`・ω・´)

 

 

 A4用紙にほぼ原寸大でベース銃の側面写真を印刷し、色を塗ったりメモを書き込んでイメージを形にします。カスタムするポイントを忘れないように文章でもメモ書きしておくと、後で見返した時にわかりやすいですよ(´∀`)

 

準備した材料

 

  • K.T.Wのエアコッキングガン「フリントロックピストル 」
  • クラウン型のシーリングスタンプハンドル×2
  • 直径20mmのシーリングスタンプヘッド(ブランク)×2
  • クロス型のネイル用金属パーツ×2
  • 大き目クロス型のピューターチャーム

 

 

 

分解

 

 まずはベース銃を分解します。分解方法はK.T.W公式HPにて写真付きで簡単に紹介されているので参考にしました(´ω`)

 

K.T.W公式HPはこちら

 

 

ストックに"横木"を取り付ける

 

まずはストック両側面に大き目の穴を開けるため、ホールソーのセンタードリル用の下穴(直径6mm)を開けます

 

下穴をガイドにして20mmホールソーで穴を開けます

 

バリを綺麗に除去し直径20mmのシーリングスタンプヘッドを挿して接着します。強度が心配なのでこのあと0.5mm厚ABS板で裏貼りもしました(;´Д`)

 

各部に文字を彫る
 

彫りたい書体の文字を印刷してカットし、ホワイトカーボン紙にのり貼りします

 

ネットで買えるホワイトカーボン紙は上からなぞると白く複写される特殊な紙です(・∀・)

 

こんな風に素材に固定して太細各種ペンでなぞると…

 

こんな風に白く写りますのでこれを先の尖った棒ヤスリでなぞって彫りましょう。右端から彫っていくと写した文字を擦らずに済みますよ!

 

深めに彫ったあとは金ペンで墨入れして、はみ出した部分は爪楊枝などで擦り落とします

 

アウターバレルやトリガーガードにも彫ります。金属製なので根気と時間と筆圧が必要です

 

グリップエンドには十字飾りを取り付ける予定なので元々のレリーフを削り落とします。これも根気のいる作業です

 

#250くらいまできれいに研磨できたら、塗装の準備として研磨面以外のすべてをマスキングしておきましょう

 

塗装するパーツ(アウターバレルとマズルコア)を中性洗剤で洗って油分を落とし、タオルで水気を取ってからよく乾かしましょう。完全に乾いたら塗装したくない部分をすべてマスキングして塗装準備完了です!(゚∀゚)

 

 以上、前編ではコンセプトと完成イメージ図作成からパーツ戦場までを紹介しました。次回後編では塗装、仕上げ加工から作品完成までを詳しく解説します。お楽しみに! (*´ω`)ノシ

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年3月号 P.122~125をもとに再編集したものです。

 

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