エアガン

2022/11/05

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

テーマは「紅葉もみじモチーフの“和”カスタム」

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前・後編にわけてくわしく解説していきます。

 涼しくなってすっかり紅葉の季節ですね! というわけで今回は「紅葉(もみじ)モチーフの和カスタム」をコンセプトに作品を作っていきたいと思います。真っ赤に色づいた秋のもみじの美しさを切り取った和の銃。そんなイメージを実際に形にしていきましょう!

 

コンセプトを完成イメージ図に

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

 今回もまずは製作前に「完成イメージ図」を製作します。ベース銃の画像を使ってカラーリングや造形を具体的にイラストにしてアイデアを視覚化しておくことで、完成像や目標をハッキリ意識して製作ができ、結果的に完成品のクオリティが上がります。

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
できた「完成イメージ図」はこちら! カスタムするポイントを忘れないように文章でもメモ書きしておくと後で見返した時にわかりやすいですよ(´∀`)

 

準備する材料

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

  • 東京マルイ ガスブローバックガン「デトニクス.45 コンバットマスター ステンレスモデル 」
  • 東京マルイ 純正「AM .45用スペアマガジン」
  • RESIN CLUB「紅葉ゴールド レジン用シール 和風」
  • SHINDO 「ウルトラ スエード テープ 10mm グリーンティ」
  • 楓のチャーム 銀古美×2個
  • アクリサンデー 1mm/2mm/3mm厚「低発泡塩ビ板(FOREX)」
  • 透明型紙用のA4クリアファイル

 

 

グリップベースの製作

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
まずはデトニクスのグリップを分解→透明クリアファイル切れ端を両面テープ固定→(グリップ穴位置も忘れずに)ケガいて透明型紙を作成

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
切り抜いた型紙を1mm/2mm/3mm厚の低発泡塩ビ板に固定して2枚ずつ写します

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
1mm材だけは左右10mm程をカット(写真赤線部分)し、各板材を接着剤で貼り合わせる

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
グリップスクリュー用にドリルで直径7mmの穴を開けましょう(少し棒ヤスリで要調整)

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
カッターナイフで粗削り(右)したあと、#180~#240の紙ヤスリで表面を整えましょう(左)。これでひとまずグリップのベースは完成(・∀・)

 

分解洗浄

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
ベース銃を分解して洗浄します。分解方法はホビージャパン刊「トイガン解体新書」などを参考にしました(´ ー`)

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
分解し終わったパーツは中性洗剤でしっかり洗って油分を落とし、お湯ですすいだ後しっかりと水分をきって乾燥させましょう

 

塗装準備~塗装

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
塗装するパーツの塗料をかけたくない(可動部分や他のパーツと擦れる)部分を徹底的にセロハンテープなどでマスキングします。穴は練り消しなどを丸めて塞ぎましょう。最後に割り箸や持ち手を取りつけて塗装しやすくします

 

 今回使用するスプレー塗料は次の通り。ポイントは樹脂素材へのプライマー(素材との密着剤)として染めQテクノロジー「ミッチャクロン マルチ」を、金属やメッキ素材へのプライマーはアサヒペン「メタルプライマー」を使いわけることにしています。どちらも薄く塗るのがコツ!

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

  • 染めQテクノロジー「ミッチャクロン マルチ」
  • アサヒペン「メタルプライマー」
  • GUNショップ インディ「ブラックパーカー」
  • アサヒペン「メッキ調スプレー ゴールド」
  • ソフト99タッチペン「ニッサン A30 マンゴーオレンジP」「ソフト99エアータッチ」
  • GSIクレオス「Mr.カラースプレー S47 クリアーレッド」
  • キャロムショット「ジルコニアクリスタル」

 

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
スライドとフレームは組み合わせて固定し、ソフト99タッチペン「ニッサン A30 マンゴーオレンジP」(5分乾燥)を同じくソフト99のエアータッチ(ペン塗料をスプレーとして噴射できるキット)に取り付け塗装

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
金に塗るパーツにはアサヒペン「メッキ調スプレーゴールド」(30分乾燥)を塗装

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
黒く塗るパーツにはGUNショップ インディ「ブラックパーカー」(30分乾燥)を塗装

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
スライド&フレームが乾いたらGSIクレオス「Mr.カラースプレー S47 クリアーレッド」(1時間乾燥)を、トリガーガード上あたりが一番濃くなるように重ねて塗装していきます

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」
こんな風にオレンジ~朱色のもみじのようなグラデーションにできました(´ω`)

 

後編につづく

 

 以上、前半ではコンセプトと完成イメージ図作成からグリップベース製作~塗装までを紹介しました。次回後編ではスライド装飾と塗装の続き~完成までを詳しく解説します。お楽しみに!(*´ω`)ノシ

 

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”前編」

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年12月号 P.98~101をもとに再編集したものです。

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