エアガン

2022/06/18

フィクションの銃を作る「“コルトガバメント・デモンイーター” 後編」

 

その銘は悪魔喰らいデモンイーター

 

※この記事はフィクションです。実在する宗教、団体とは一切関係ありません

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます。

 

 今回の作品コンセプトは「悪魔を喰らう銃の銃」です。早速、前回の続きを作っていきましょう。

 

前回はこちら

 

使用する塗料 

 

  • アサヒペン「メタルプライマー」
  • ガンショップインディ「ブラックパーカー」
  • キャロムショット「ジルコニアクリスタル」
  • ソフト99「タッチペン マツダ 41V ソウルレッドプレミアムM」
  • ソフト99「エアータッチ」

 

 

 

塗装の流れ

 

まずはプライマー(素材との密着剤)としてメタルプライマー(2時間乾燥)を塗装します

 

各パーツにブラックパーカー(30分乾燥)をスプレーします。塗装のコツは"薄く・何度も・重ね吹き"(・∀・)

 

乾燥待ちの間にインナーバレル先端をバーチウッド「ブラスブラック」を使って黒染めしましょう。液を筆塗りしてティッシュで拭き取る作業を3回ほど繰り返します

 

赤塗装と仕上げ塗装

 

スライド、コンペ、フレームはいったんマスキングを剝がして赤く塗る部分以外をマスキングし直します。特にスライド側面の模様シールはテープに持っていかれやすいので弱粘着のマステを使いましょう!

 

準備できたらメタルプライマー(2時間乾燥)を塗装します

 

赤の塗装にはタッチペンとエアータッチを使用します。車の塗装補修ペンをスプレー化する商品で、小さい範囲を車用の強い塗膜で塗装できます

 

ペンをスプレーにセットして普通のスプレー缶と同じ要領で塗装しましょう

 

乾燥時間は冬場で約10分です

 

乾いたらジルコニアクリスタル(乾燥3 ~ 4日)でクリアコーティングして仕上げ!

 

組み立て

 

最後に先月号の分解と同じくホビージャパン刊「トイガン解体新書2015」を参考に組み立てれば完成です

 

完成

 

 

銃口の中も血が滴るような赤色で染められている。マズルは銃の口ともいえる部分だ。捕食者としての雰囲気を上手く演出している

 

コンペンセイターのガスポートは塗膜の強い自動車補修用塗料とクリアコートの組み合わせによって光沢のある仕上がりとなっている

 

オーバル型に変更されたハンマー。ファイアリングピンとプレート部も赤く塗られている

 

スライドにはシリーズ70刻印と十字架が浮き上がっている。この銃がほかのものとは一線を画す存在なのだと強く主張している部分だ

 

グリップにはヨハネの黙示録より一文が引用され、深く彫り込まれている。反対側には十字架が。刻み込まれた文様と文章が滑り止めとなり、しっかりとグリップすることができる

 

 というわけで"コルトガバメント・デモンイーター"完成です。東京マルイのコルトガバメント シリーズ'70 ニッケルフィニッシュをベースに「悪魔を喰らう銃」にアレンジしてみました。こんな風に明確なイメージと結び付けて製作すると工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう? (*´ω`)

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年7月号 P.142~145をもとに再編集したものです。

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