エアガン

2022/12/19

フィクションの銃を作る「“デトニクス.45 いろはもみじ”後編」

 

テーマは「紅葉もみじモチーフの“和”カスタム」

 

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前・後編にわけてくわしく解説していきます。

 

前編はこちら


 さて今回は先月から引き続きごく簡単な加工のみでできる「紅葉(もみじ)モチーフの和カスタム」をコンセプトに作品を作っていきます。真っ赤に色づいた秋のもみじの美しさを切り取った和の銃。そんなコンセプトをカスタムで表現していきます。それではいってみましょう!

 

スライドへシール貼り

 

前回塗装したスライド&フレームが完全に乾いたら、RESIN CLUB「紅葉 ゴールド レジン用シール 和風」をピンセットで台紙から剥がして貼りましょう。金紅葉の周りが白っぽいですが後で目立たなくなるので大丈夫!

 

仕上げのクリアコーティング塗装

 

スライド&フレームにキャロムショット「ジルコニアクリスタル」(乾燥3 ~ 4日)を塗装します。連続して厚塗りすると液ダレしてしまうので薄く吹いて少し乾燥→再び薄く吹いて少し乾燥、を繰り返しましょう

 

クリア塗装すれば先程目立っていた金紅葉の周りの白っぽさは消えました(´∀`)

 

続けて黒パーツや金パーツもジルコニアクリスタルでコーティングします

 

3~4日で完全乾燥させましょう

 

グリップパーツの仕上げ

 

前回製作したグリップの裏面段差部分に強力両面テープを貼って抹茶色のスエードテープの端を固定します

 

表面の曲面にも両面テープ→スエードテープを貼って再び裏面の段差に端を固定。ボタン穴部分などスエードテープがはみ出す部分はアートナイフできれいに切り取りましょう

 

楓モチーフの金属チャームのリング部分をニッパーで切り落とし、断面を棒ヤスリで処理

 

グリップ左右のそれぞれ真ん中に接着

 

最後に先月号の分解と同じくホビージャパン刊「トイガン解体新書」などを参考に銃全体を組み立てれば完成です!!

 

完成!!

 

 

 というわけで"デトニクス.45 いろはもみじ"完成です。東京マルイのM1911A1コルトガバメントをベースに「紅葉(もみじ)モチーフの和カスタム」にアレンジしてみました。

 

アウターバレルとメインスプリングガイドは金色に仕上げた。45口径の迫力あるマズルフェイスとマッチしており、優雅な雰囲気を醸し出している

 

トリガーは古風なデザインの純正品を使用。近代的なホールトリガーなどでは銃全体のイメージが変わってしまっただろう。金色に塗装されたトリガーは角度によっては三日月のようにも見える

 

スエード巻きのグリップには楓の葉をモチーフにしたチャームを装着。スライドとフレームが明るい色合いとなっている中で、濃い緑のグリップが和風のイメージをいっそう引き締めている

 

 こんな風に明確なイメージと結び付けて製作すると工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう?(*´ω`)

 

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年1月号 P.133~139をもとに再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×