エアガン

2022/10/26

軽量&リーズナブル。だが侮るなかれ「S&T UMP スポーツライン」

 

 コンパクトで取り回しに優れるサブマシンガンは屋外・屋内問わずに様々な環境のフィールドに対応でき、持ち運びもしやすいことからサバイバルゲーム向きのエアガンとして人気を博している。今回はその中で編集部がお薦めするエアガンをピックアップ。編集部若手スタッフの意見を交えながら紹介していこう。

 

11挺目:ARCTURUS PP-19 Vityaz MEはこちら

 


 

S&T

UMP

スポーツライン電動ガン

 

 

DATA

  • 全長:690mm(ストック展開時)
  • 重量:2,220g
  • 装弾数:440発
  • 価格:¥21,450
  • お問い合わせ先:UFC

 

おすすめポイント

 

  • リーズナブルな価格
  • 軽量で取り回しやすい
  • それでいて命中精度も悪くない

 

 H&KがMP5の後継機として開発したUMPはUniversal Maschinen Pistoleの略称であり、汎用短機関銃を意味している。それをスポーツラインで再現したS&Tの電動ガンはまさにサバゲーの汎用エアガンだ。樹脂製のレシーバーで重量を抑え、フォールディングストックを畳めば片手で取り回しが楽々行なえる。付属のマガジンはゼンマイ給弾式で約440発を内蔵でき、キャパシティも充分だ。このリーズナブルな価格で、これだけの性能を揃えているモデルは多くない。エントリーモデルとしても非常に優秀だろう。

 

短いハンドガードには3面のピカティニーレールが配されている。チャージングハンドルは再現されているが、可動しない

 

レシーバー上面にはピカティニーレール。レシーバーの刻印も再現され、銃の雰囲気を楽しむことができる

 

G36を彷彿させるフォールディングストック。肉抜きされて軽量化に貢献している

 

ストレートマガジンも同じく樹脂製。.45口径である実銃のマガジンを再現しているので、やや太めに感じる

 

クロスレビュー

 

  • 津軽太郎

 S&T製品の中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇る1挺だ。スポーツラインモデルらしく軽量化を突き詰めており、扱いやすい。フォールディングストックを折りたたんでおけば近距離戦では取り回しに苦労することはないだろう。セミオートやフルオートのレスポンスも悪くなく、弾道も素直で、狙ったところにしっかりとBB弾が飛んでいく。オール樹脂レシーバーだが剛性も悪くない、強く握ってもたわむことがないのでサバイバルゲームでも不安なく使っていける。ストレートマガジンは多弾仕様のものが付属してくるので、サバイバルゲームをこれから始めてみようという人にもオススメできるサブマシンガンだ。

 

  • ポスカ

 スポーツラインながら、実銃がそもそも樹脂レシーバーなので質感もそこまで気にならない。バッテリースペースへ簡単にアクセスできるのがかなり好ポイント。軽量かつ素直な弾道なので、ゲームユースには最適かも。

 

  • 珈琲

 12挺の中で一番軽量だと感じたモデルがこれだ。外見の本格さは他のエアガンに軍配が上がるものの、取り回しやすさは負けていない。重たい銃が苦手な方にはお薦めできるだろう。個人的には軽すぎてどうも軸が定まらず、またストックも頬付けが上手くいかない。相棒としてはいささか頼りない印象を覚えた。

 

 

 

TEXT:珈琲

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.45をもとに再編集したものです。

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