2022/10/25
剛健たるサブマシンガンを電子トリガーで「ARCTURUS PP-19 Vityaz ME」
コンパクトで取り回しに優れるサブマシンガンは屋外・屋内問わずに様々な環境のフィールドに対応でき、持ち運びもしやすいことからサバイバルゲーム向きのエアガンとして人気を博している。今回はその中で編集部がお薦めするエアガンをピックアップ。編集部若手スタッフの意見を交えながら紹介していこう。
ARCTURUS
PP-19 Vityaz ME
電動ガン
DATA
- 全長:465mm/705mm(ストック展開時)
- 重量:2,850g
- 装弾数:35/95発切り替え式
- 価格:¥45,980
- お問い合わせ先:41PX
おすすめポイント
- 重厚感のあるフォルム
- ARCTURUS初の電子トリガー
- AKユーザーにお薦め
PP-19 VityazはAKのサブマシンガンタイプであり、操作性はAKを踏襲している。ARCTURUSが電動ガンで再現したのは、ロシアの特殊部隊で使われているVityazであり、その重厚感は抜群だ。外観はエジェクションポートとボルト、マガジンハウジングが小さくなった以外はAKそのもの。9mm×19弾仕様のレシーバーはリアルなショートサイズが再現され、実銃準拠のエポキシ塗装が施されている。FETとハイトルクモーターを装備しているのも魅力の1つだ。AKをサバゲーで利用している方はぜひチェックしていただきたい。
クロスレビュー
- 津軽太郎
AK系の操作性を引き継いだ設計となっており、操作感はAKS-74Uに近い。ハイトルクモーターとFETを搭載しており、射撃時のレスポンスが高められている。30m先の標的に難なく当てることができる命中精度はARCTURUSの技術力を感じさせるものだった。セレクターの操作感や折り畳みストックの展開なども違和感がなく全体的にカッチリとした印象を受けた。
- ポスカ
メタルレシーバーの質感がたまらない。射撃の度にレシーバーカバーに反響する音が癖になる。そのぶん重さはやや気になるかも? 射撃精度はかなりのもので、SMGながら屋外でも安定して活躍しそう。
- 珈琲
重厚感のあるAKフォルムはどこか冷たく鋭い雰囲気を宿している。操作系もAKに準じているので少々慣れるのに時間がかかる。だがしっかり扱いこなせれば充分な実射性能を発揮できそうだ。フルオートで撃つとモーター音が甲高く響いて心地よい。例えるなら、クールな見た目をした情熱的な相棒、といった印象だ。
TEXT:珈琲
この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.44をもとに再編集したものです。