エアガン

2022/10/23

ガスブロで通好みなMP5を再現した「VFC H&K MP5SD3 ガスブローバックガン」

 

 コンパクトで取り回しに優れるサブマシンガンは屋外・屋内問わずに様々な環境のフィールドに対応でき、持ち運びもしやすいことからサバイバルゲーム向きのエアガンとして人気を博している。今回はその中で編集部がお薦めするエアガンをピックアップ。編集部若手スタッフの意見を交えながら紹介していこう。

 

8挺目:ASG CZ Scorpion EVO3A1はこちら

 


 

VFC

H&K MP5SD3

ガスブローバックガン

 

 

DATA

  • 全長:610mm / 765mm(ストック伸長時)
  • 重量:3,160g
  • 装弾数:30発
  • 価格:オープン
  • お問い合わせ先:VFC

 

おすすめポイント

 

  • 他の追随を許さないリアルな操作感
  • ド迫力のリコイル
  • ヘッケラー&コックの公式ライセンスモデル

 

 ヘッケラー&コックの代表作ともいえる傑作SMG、MP5。そのバリエーションモデルの中でも最も著名なのがMP5SDシリーズだ。ハンドガードと一体となったサプレッサーが特徴的なこのシリーズの中でも非常に通好みなモデルであるMP5SD3を、VFCはガスブローバックガンで再現した。
 もともと非常にリアルなエアガンを作ることで有名なVFCが手掛けただけあって、実銃と見紛うほどの完成度を誇る。実銃同様の操作を行なうことで射撃可能となり、MP5を手にしたら誰もがやってみたくなる「HKスラップ」にも対応している。ハンドガードやそこにビルトインされたサプレッサーはいずれも強化樹脂製だが非常に高い剛性を持ち、サポートハンドを添えてもガタつくことはない。射撃性能も高く、細身の9mmマガジンながらガスの燃費も非常にいい。リアル志向のユーザーならば手に取っておきたい1挺だ。

 

リアルに再現されたサプレッサー、ハンドガード。チャージングハンドルも実銃同様に操作可能だ

 

エジェクションポートの内部も実銃さながらに造形されている

 

レシーバー上部には「MP5SD」の刻印が施されている

 

SD3の特徴であるレシーバー周りやセレクターの刻印も忠実に再現

 

クロスレビュー

 

  • 津軽太郎

 MP5SD3は消音能力に重きを置いて設計されたサブマシンガンであり、ハンドガードとサイレンサーが一体化した独特なフォルムとなっている。VFCはこういった実銃の特徴を高いレベルで再現しており、外装の質感も良い。ボルトの動きもスムーズで射撃時には、甲高い金属音を鳴らして小気味よい撃ち応えを味わえる。リアルな内部構造も魅力的だ。

 

  • ポスカ

 まさにハンパないリアリティ!操作感やリコイル、音のすべてが「射撃している」感を味わうのに充分すぎるほど。それでいて射撃性能も妥協なく追求されている点がさらに好印象。ただ結構重いので、使い手側のトレーニングも必須かも。

 

  • 珈琲

 持った瞬間に分かる重厚感とリアルさ。細部までこだわりが伝わってくる造形で持っているだけで満足感がある。撃ってみると歯切れのいい発射音とともに、がががっ、とブローバックが身体を襲う。最高にロックな1挺だ。だが、この重みと激しい挙動はまさにじゃじゃ馬。自分には扱いこなせる自信がない。

 

 

 

TEXT:ポスカ

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.42をもとに再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×