エアガン

2022/10/05

SMGエアガンの傑作銃「東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5」

 

 コンパクトで取り回しに優れるサブマシンガンは屋外・屋内問わずに様々な環境のフィールドに対応でき、持ち運びもしやすいことからサバイバルゲーム向きのエアガンとして人気を博している。今回はその中で編集部がお薦めするエアガンをピックアップ。編集部若手スタッフの意見を交えながら紹介していこう。

 


 

東京マルイ

次世代電動ガン

MP5A5

 

東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5

 

DATA

  • 全長:500mm/660mm(ストック伸長時)
  • 全幅:63mm
  • 重量:3,100g(空マガジン、バッテリー含む)
  • 装弾数:72発
  • 価格:¥65,780
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 

おすすめポイント

 

  • FET電子トリガー搭載モデルであり、レスポンスに優れた射撃が楽しめる
  • リコイルショックの激しさは次世代電動ガンシリーズの中でもトップクラス
  • 重心が中央部に集中しており、銃全体のバランスが良い

 

 次世代電動ガンシリーズの中では初となるFET電子トリガーを搭載したMP5A5は電子制御により高い射撃性能とリアルな作動を実現した。スタンダード電動ガンでは射撃とは関係のない可動ギミックとして再現されていたコッキングハンドルも、次世代電動ガンMP5A5では実銃と同様に初弾装填時にコックし、HKスラップと呼ばれる動作によって解除することで初弾を発射可能状態にするギミックが盛り込まれ、射撃時には約300gという重量級のリコイルウエイトが作動し、小気味よいリコイルとともに銃が上下に揺れる。リコイルは制御しやすいものであり、しっかりと構えると30m離れたプレートターゲットにBB弾を当てることも容易にできる実射性能を備えているので、ゲームウェポンとしても非常に頼りになる1挺だ。

 

マガジンを装着し、初弾を発射するにはコッキングハンドルを引く必要がある。新規金型により作られたコッキングハンドルは耐久性が高く安心感がある

 

セレクターレバーはアンビタイプの貫通式。クリック感は良好であり射撃モードの切り替わりを明確に感じ取ることができる

 

強化ナイロン樹脂製のロアレシーバー(グリップ含む)やハンドガードには実銃同様にシボ加工が施されており質感の向上と滑り止め効果を発揮する

 

ハンドガード内部にはバッテリーの収納スペースがある。収納にはややコツがあり慣れるまでは少し難しく感じるかもしれない。取扱説明書に記載があるので参考にするとよい

 

クロスレビュー

 

  • 津軽太郎

 東京マルイが満を期して発売した電子トリガー搭載モデル。射撃時のキレはさすが東京マルイ! と叫びたくなるほどに良い。3ラウンドバーストのレスポンスも素晴らしく、制圧射撃にも充分使えそうだ。軽くて丈夫でよく当たる、リコイルもあって楽しいとベタ褒めしたくなる性能だが、ハンドガード内のバッテリー収納部がやや狭く、配線の取り回しに苦労するので、後方配線モデルが登場することを期待しています。

 

  • ポスカ

 東京マルイが全力を注いで開発しただけあり、精度やレスポンス、動作のキレなど実用面から、ギミックやリコイルなどの「楽しさ」の部分まで完璧に作り込まれてて好印象。まさに「次世代の中の次世代」と言っていい珠玉の1挺ですね。

 

  • 珈琲

 手に取った瞬間に頼り甲斐を感じさせるこの銃。見た目も手触りも本格さを感じさせてくれる。構えやすく弾道も真っ直ぐ。次世代電動ガンならではのリコイルも肩を激しく揺さぶるのも楽しい。撃ち応え、見た目、遊び心とエアガンの魅力があふれている。個人的にはちょっとダメな個性があるくらいが好きなのだが。

 

 

TEXT:津軽太郎

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.34をもとに再編集したものです。

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