2022/03/23
貴方は知っている? 80年代の懐かしピストルエアガン5選
トイガンの主流がモデルガンからエアガンへとシフトし始めていた1980年代。各メーカーはそれぞれ試行錯誤を重ねて実射性能やリアルさを追求していた。ここでは80年代に少年・青年時期を過ごした編集スタッフ・ライターの思い出に残る80年代にエアガンで再現されたピストルをピックアップして紹介する。
マルゼン
コルト・マークスマンガバメント
直径4.5mmの金属製BB弾やエアライフル用ツヅミ弾を発射できるアメリカ・マークスマン社製のトイガンをコピーしたこのモデル。およそリアルとは言い難い外観と、連射しにくい複雑なコッキングプロセス、BB弾(もしくはツヅミ弾)を1発しか装填できないことから人気を得ることなく市場から消えていった。
マルシン
シューティングデバイス MkⅠ
コクサイのスーパーウェポンとは異なり、このモデルは正確に言うとエアガンではなく、モデルガン(S&W M59)にストライカー(突き出し)式でBB弾を発射するアタッチメントを後付けしたものだ。発火と同時にBB弾は発射するものの当時のレベルからしても実射性能は低く、このモデルとワルサーP38ベースだけで終わってしまった。
MGC
ベレッタM93R-AP
日本で初めてモデルガンを製造したMGCが最初に作ったエアガンであるベレッタM93R。日本初のセミオート連射ができるハンドガンタイプのガスガンとして、その後の固定スライド式ガスガンに多大な影響を与えた。
東京マルイ
ルガー P08
1,900円という低価格ながら現在でも通用する命中精度を実現していた東京マルイのルガーP08。コスパに優れる東京マルイのエアガンの原点とも言えるモデルだ。廃版になってしまったが、一説では100万挺販売されたと言われている。
MGC
グロック17
MGCのM93Rの生み親である現タニオ・コバ社長の小林太三氏が開発したガスブローバックガンがMGCのグロック17だった。MGCのグロック17以前にもガスブローバックガンは存在したが、作動の信頼性や実射性能という点においては、このグロック17には及ばなかった。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.70~73をもとに再編集したものです。