エアガン

2022/03/10

1980年代を象徴する米軍制式採用拳銃を再現「東京マルイ U.S.M9ピストル」

 

ネオクラシックの王道

 

 1960~1980年代の名銃、いわゆるネオクラシックガンは世代を問わず人気があり、定番中の定番といえる。その1つであるベレッタ92Fは米軍の制式拳銃にもなり、様々な映画、アニメなどの作品で登場している。今回はそのベレッタ92Fをモデルとしたエアガンをご紹介する。ネオクラシックのエアガン、モデルガンに興味のある方は参考にしていただければ幸いだ。

 今回紹介するのは、東京マルイのガスブローバックガン「U.S.M9ピストル」だ。

 

ネオクラシックガン

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東京マルイ

U.S.M9ピストル

 

 

DATA

  • 全長:216mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:38mm
  • 重量:944g
  • 装弾数:26発
  • 価格:¥18,480
  • お問い合わせ先:東京マルイ


 約70年以上に渡ってアメリカ軍制式拳銃の座を守り続けてきたM1911A1コルトガバメントに代わって1985年に採用されたのがイタリアのベレッタ92F(アメリカ軍の制式名称M9)である。冷戦時代末期から湾岸戦争、イラク・アフガニスタン戦争を経て2017年にSIG SAUERのP320(M17/M18)に代わるまでアメリカ軍の制式拳銃として活躍した。世界各国の軍・法執行機関に採用された1980年代を代表するオートマチックピストルのひとつである。東京マルイのこのモデルをはその名のとおりM9をモチーフに最新資料に基づいて各部を再現したガスブローバックガンだ。

 

バレルがスライド前部からやや突き出ていてスライド上部が大きくカットされたスタイルはベレッタ92Fならでは

 

スライド後部のセーフティ/デコッキングレバーはアンビタイプ。誤操作しにくく、かつ確実に操作できるポジションに設けられている

 

テイクダウンレバー、トリガー、マガジンキャッチ、スライドストップなど扱いやすいポジションに設置されている

 

ヘックスタイプのグリップスクリューが付属したグリップパネル。中央のロゴは東京マルイオリジナルとなっている

 

M92Fミリタリーモデルと共通のダイキャスト製マガジン。装弾数は26発

 

 実銃の特徴であるデコッキング機能を再現。ハンマーコック時、デコッキングレバーを下げることでハンマーを安全にダウン状態にすることが可能だ。またハンマーダウン時はセーフティとしての役割も果たす。本体重量は金属ウエイトが多用されているおかげで900gオーバー(マガジン含む)を実現。実銃を思わせるズッシリとした手応えが味わえる。可変ホップアップシステム、最新のブローバックエンジンが採用され、シャープでスピーディーなブローバックアクションが体感できる。装弾数26発のマガジンはM92Fミリタリーモデルと共用可能。実銃同様にトータルバランスに優れたモデルだ。

 

テイクダウンレバーを下げるだけでフィールドストリップ可能。パーツ点数も少なく軍用銃として非常に合理的な設計だ

 

TEXT:アームズマガジン編集部

 

 

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.36~37をもとに再編集したものです。

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