2022/03/13
SIG SAUERの名銃をタナカが再現「P226 アーリータイプ EVO2 モデルガン」&「P220 IC アーリー ガスブローバックガン」
M92Fと制式採用の座を争った名銃
1960~1980年代の名銃、いわゆるネオクラシックガンは世代を問わず人気があり、定番中の定番といえ、代表格であるのはガバメントやベレッタ92Fなどだ。そのベレッタ92Fと制式採用の座を争った銃がSIG SAUER P226であり、これもまたネオクラシックの名銃といえるだろう。
今回紹介するのはSIG SAUERの名銃を再現したタナカのモデルガン「SIG P226
アーリータイプ EVO2 フレームヘビーウエイト」とガスブローバックガン「SIG P220 IC アーリー ヘビーウエイト」だ
タナカ
モデルガン
SIG P226 アーリータイプEVO2
フレームヘビーウエイト
DATA
- 全長:195mm
- 全高:140mm
- 全幅:37mm
- 重量:630g
- 装弾数:15発
- 価格:¥30,580
- お問い合わせ先:タナカ
1970年代以降のオートマチックハンドガンといえば、ダブルアクション、ダブルカアラムがトレンドで、やがてそれが基準となっていった。そして1981年から始まったアメリカ軍の次期制式拳銃を決めるトライアルでベレッタ92Fとともに最後まで残ったのがSIG SAUERのP226だった。この2挺がその当時の最新鋭の軍用拳銃だったことは間違いないだろう。P226はベレッタ92Fのプロップアップ式ショートリコイルに対して、エジェクションポートを利用したティルトバレル式ショートリコイルで、手動のセーフティも持たない合理的かつ先進的な設計。当時の多くのオートマチックに少なからず影響を与えた名銃だ。タナカは、そんなアメリカ軍のトライアルで最後までベレッタ92Fと争ったP226の初期型のモデルガンで再現した。
現在主流となっているレールドフレーム仕様のP226Rとは細部でいくつか異なる点がある。当然フレームのダストカバー部にはレールがない。また、エキストラクターは内蔵式で、外からは見えない。さらに、グリップの滑り止めはチェッカリングタイプ。トリガーにも滑り止めのセレーションが付くといったところだ。それらの特徴を忠実に再現しつつ、快調なブローバックアクションを実現する最新のEVO3仕様となっている。
タナカ
ガスブローバックガン
SIG P220 IC アーリー ヘビーウエイト
DATA
- 全長:208mm
- 全高:141mm
- 全幅:36mm
- 重量:890g
- 装弾数:20発
- 価格:¥29,480
- お問い合わせ先:タナカ
P226より先に登場したシングルカアラムマガジン仕様のP220シリーズの中でも初期型を再現。スイス刻印に加えてスライド、フレームともにヘビーウエイト樹脂を使用することで、実銃のアーリーモデルの重量を超える890gを実現している。内部メカはマグナブローバックエンジンを採用した最新のIC(integrated chassis system)仕様となっており、シャープなブローバックアクションと高い命中精度を実現している。
TEXT:アームズマガジン編集部
この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.42~43をもとに再編集したものです。