2021/12/27
【シーズン2】第4回:次世代電動ガンHK416デルタカスタム【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】
東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」のシーズン2。シーズン2ではこれまで東京マルイ公式のプロモーションビデオで取り上げられたエアガンをご紹介します。動画の方ではこれまで通り「月刊アームズマガジン」で声優サバゲ部として活躍中の小森未彩、ナナランドの峰島こまき、そして東京マルイの広報島村優といったメンバーでPVの製作秘話や裏話を交え、おもしろおかしくエアガンの楽しさを伝えるトークバラエティーとなっています。
そしてこちらのWEB限定記事パートでは「月刊アームズマガジン」ライターの毛野ブースカがあらためて銃の性能や特徴をわかりやすくご紹介します。
HK416デルタカスタム
次世代電動ガンHK416Dのバリエーションとしては3作目にあたるこのモデル。その名のとおりアメリカ陸軍特殊部隊デルタフォースが採用しているHK416のカスタムモデルをモチーフにしている。もともとデルタフォースの要請により開発された実銃のHK416は、実戦を経る中で彼ら自身に手によってカスタマイズされてきた。デルタカスタムはそのうちのひとつである。最大の特徴は、AR用カスタムトリガーで有名なガイズリー(GEISSELE)オートマチック社の「スーパーモジュラーレール(SMR)HK」が装備されていることだ。HK416シリーズ専用に開発されたこのレールは長さ10.5インチ、7075-T6アルミニウム製、ミリタリースペックのハードコートが施されており、専用のアクセサリーレールが3時、6時、9時のポジションに装着できる。ノーマルのハンドガードよりフルオート射撃時の過熱に対して強く、ユーザビリティの高さもあってデルタフォースが独自に採用している。
東京マルイはこのSMR HKをアルミからの切削加工により忠実に再現。複雑な形状や左右に設けられたスリングスイベル・アタッチメントポイントはもちろん、ガイズリーオートマチック社独自のカラーであるDDC(デザート・ダート・カラー)もリアルに再現されている。もちろんアクセサリーレール(ロング1枚、ショート2枚)は実物同様に着脱可能だ。このレールにはフリップアップフロントサイトが通常とは前後逆に装着される。これは実際のデルタフォース隊員が行なっている装着方法であり、アクセサリーの装着スペースを確保するためという。
デルタカスタムの特徴はこれだけではない。SMR HKのカラーリングに合わせるかのようにボディは5色のタンカラーがベースになったカラーリングが施されている。ブラックに比べてロービジ効果は高く、デルタフォースが採用するマルチカムパターンの装備にも適している。さらにシュアファイアタイプフラッシュハイダー、新規にデザインされたアウターバレルとガスブロック、TDタイプライフルグリップ、クレーンストックなどカスタムモデルにふさわしいカスタムパーツが装着されている。
内部メカに関しては従来モデルを踏襲している。実銃さながらのリコイルショックが体感できるシュート&リコイルエンジン、マガジン内の残弾がなくなると撃てなくなるオートストップ機能を搭載。ワンタッチで交換可能なSOPMODバッテリーを採用。マガジンは同社の次世代電動ガンM4シリーズ&SCAR-L用マガジンが共用可能だ。実射性能の高さに関しては、もはや言うまでもない。同社の電動ガンの中でトップクラスの命中精度を発揮する。デルタフォースファンはもちろん、サバイバルゲームのメインウェポンとしても最適な1挺だ。
DATA
- 全長:711mm/787mm(ストック伸長時)
- 重量:3,365g(空マガジン、バッテリー含む)
- 装弾数:82発
- 価格:¥76,780
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ