2021/11/13
【シーズン2】第2回:エアコッキングガンM40A5【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】
東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」のシーズン2がスタート。シーズン2ではこれまで東京マルイ公式のプロモーションビデオで取り上げられたエアガンをご紹介します。動画の方ではこれまで通り「月刊アームズマガジン」で声優サバゲ部として活躍中の小森未彩、ナナランドの峰島こまき、そして東京マルイの広報島村優といったメンバーでPVの製作秘話や裏話を交え、おもしろおかしくエアガンの楽しさを伝えるトークバラエティーとなっています。
そしてこちらのWEB限定記事パートでは「月刊アームズマガジン」ライターの毛野ブースカがあらためて銃の性能や特徴をわかりやすくご紹介します。
エアコッキングガンM40A5
VSR-10、L96 AWS以来のボルトアクションライフルの新規製品として、しかも初のレミントンアクションを再現した東京マルイのエアコッキングガンM40A5。このモデルが特にこだわったのが実射性能である。
エアガンの命中精度を決める重要な要素のひとつがインナーバレルだ。M40A5の280mmというインナーバレル長はVSR-10やL96 AWSより100mm以上短いものの、近年発売されている次世代電動ガンに採用されているインナーバレルの長さ(300mm)に近い。さらに、VSR-10 Gスペックの303mmにも近い。ここに東京マルイの命中精度に関する基礎研究の成果が出ており、0.989Jという限られたパワーの中で最高の命中精度を発揮するためのひとつの答えなのだ。
68mmというショートコッキングストロークは、撃ちやすさの追求という面だけではなく、命中精度を得るための最適なエア吐出量・圧縮スピードと、ピストン前進時のフリクションロスを求めた結果であるとも言える。もちろんノズル長やホップチャンバーのセッティングも繰り返し実施され、すべてにおいてベストなコンビネーションが導き出されている。
機能面では、BBロードシステムやアクチュエーターを追加したトリガーシステムにも注目したい。BBロードシステムはマガジン未装填/マガジン内残弾ゼロ時にバイパス内に残ったBB弾が発射しないようにする安全機構。同じリアルマガジンポジションながら全弾撃ち切れるL96 AWSに比べて残弾が残ってしまうが、あえてL96 AWSのようなスライダーを用いた給弾機構を採用しないことで、信頼性と確実性を高めている。もともとVSR-10、L96 AWSともにトリガープルは良好だったが、アクチュエーターの追加によりシアの開放(=落ちる)タイミングが把握しやすくなり、より精密な射撃が可能になった。
同社製品ではトップクラスの実射性能とエアガンとしての高いユーザビリティ、リアリティ、そしてコストパフォーマンスの高さ…M40A5は実に東京マルイらしい完成度を誇る製品と言っても過言ではない。
DATA
- 全長:1,200mm
- 重量:3,400g(空マガジン含む)
- 装弾数:35発
- 価格:¥47,080(ブラックストック、O.D.ストック、F.D.E.ストック)
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ