2020/07/21
往年の傑作ハンドガンを再現したエアガンをピックアップ!
法執行機関、映画やアニメで使っていたあの拳銃…。実銃を再現したエアガンがほしい! 本記事では、19世紀末期~20世紀末頃までの間に作られた世界中の傑作ハンドガンのなかでも、編集部セレクトで人気のエアガンを数点ピックアップして紹介する。
タナカ
ルガー P08 4インチ ヘビーウエイト【ガスブローバックガン】
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最初期のオートマチック拳銃である、「ボーチャード」を改良して完成された「ルガーピストル」。スイスの軍用拳銃として制式採用され、その後に改良型がドイツ陸軍に制式採用された。それが「ルガー P08」である。第一次世界大戦、第二次世界大戦を通してドイツの制式軍用拳銃として使用され続けた名銃だ。
本製品は実銃同様のトグルアクションをマグナブローバックメカを搭載して再現したシリーズの一つ。様々なバリエーションがリリースされている人気のシリーズだ。
ARMORER WORKS
モーゼルM712 フェイクウッド【ガスブローバックガン】
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マウザー社(通称モーゼル)が騎兵用のハンドガンとして活用されることを強く意識して開発されたセミオートマチックハンドガン「C96」。トリガーの前に固定式のスタッガードカアラムマガジンや木製ショルダーストックが特徴的で、おもに中国で人気の高かった名銃だ。
台湾のアーマラーワークスは、モーゼルミリタリーの中でもセミ・フル切り替え可能なモーゼルM712を銃本体が収納可能な木製ホルスターストックとともに再現。人気と知名度は高いもののエアガンとして製品化されることが少ないモーゼルミリタリーの貴重なエアガンだ。
東京マルイ
COLT M1911A1 コルトガバメント【ガスブローバックガン】
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1900年代初頭にコルト ファイヤーアームズ社(通称コルト)が開発し、米軍の制式拳銃に起用されていたM1911、通称「コルト ガバメント」。そのM1911に第一次世界大戦以降に改良を加え、1943年に製造されたのが「M1911A1」だ。
M1911A1はもっとも“ミリガバ”らしいフォルムで人気のモデルと言えるだろう。スライド左側面のコルトのアドレスとパテントナンバーは、東京マルイ初となる打刻によるもので、表面はブラスト仕上げされている。
タナカ
S&W M29 カウンターボアード 6・1/2インチ ヘビーウエイト
【ガスガン】
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スミス&ウエッソン社(通称S&W)が開発した数多くのリボルバーの中で、代表作ともいえるのが「モデル29(通称M29)」だ。映画『ダーティハリー』に起用されたことで一躍有名になったM29は、映画内の「This is a .44 magnum, The most powerful handgun in the world.(これは44マグナム、世界一強力な拳銃だ)」というセリフの通り、当時は世界で最も威力の強い拳銃であった。
タナカ製の本製品はフレームの内側ギリギリの「カウンターボアード」タイプのシリンダーを再現したものだ。フロントサイトの高さや刻印なども見直されているほか、マズルフェイスやバレルピンなどまで細部を再現している。ヘビーウエイト製であることと、グリップウエイトが内蔵されたことで、その重量は1kgを超えている。
タナカ
COLT Python 4インチ “R-model” ヘビーウエイト【ガスガン】
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リボルバーを語る際に欠かせない“リボルバーのロールスロイス”「コルト パイソン」は、コルトを代表するダブルアクションリボルバーだ。.357マグナム弾を使用する近代リボルバーの傑作と言えばコレ、という人も少なくないだろう。迫力のある外見と美しい仕上げ、そしてその高い命中精度から、コレクターだけでなく競技射撃や法執行機関でも好んで使用された。
タナカのペガサス式ガスガンの中でも、パイソンはコルトSAAと並んで息が長い。そんなパイソンをバージョンアップさせたのが「R-model」だ。ヘビーウエイト樹脂と金属製ウエイトにより手応えのある重量感を再現している。また“R-model”にバージョンアップされたことで、作動性や耐久性、実射性能が大幅アップ。コルトのメダリオン通期オーバーサイズグリップが付属している。
ウエスタンアームズ
ベレッタM92FS ダイハード バトルダメージver.
【ガスブローバックガン】
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ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ社(通称ベレッタ)が開発した、米軍の制式採用拳銃「M9」のスライド破損トラブルの対策を施したモデルが「92FS」だ。92FSとそのバリエーションモデルは法執行機関や諸外国でも数多く採用されており、ベレッタの名を代表する拳銃だと言えるだろう。
ウエスタンアームズが製作した本製品は、大ヒット映画『ダイ・ハード』(1988)で主人公のジョン・マクレーン刑事が使ったベレッタM92FSを再現したもの。カーボンブラック・ヘビーウエイト樹脂を使用し、黒染め仕上げしたあと丹念に磨き上げることで、いかにも使い込んだ金属の質感を漂わせる一品に仕上がっている。
いかがだっただろうか。このほかにも「傑作(マスターピース)」と呼ばれるハンドガンをモデルにしたエアガンは数多くある。エアガンで遊んでいると元になった実銃の歴史についても気になるものではないだろうか。
そんな「人気エアガンの元になった実銃」をメインに取り上げたのが、MOOK本「マスターピースピストル世界の傑作拳銃」だ。
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本書は「自分が持っているトイガンの元になった実銃が知りたい」「実銃のことが詳しく書いてある本が欲しい」そんな悩みをお持ちの方にお薦めの1冊だ。
本記事で紹介した6挺の銃を含め、人気のオートマチックピストルとリボルバーの来歴や使用されてきた状況といった歴史やディテール、内部構造、バリエーションモデルに至るまで徹底解説している。
●傑作拳銃の詳細解説
1:Parabellum Pistole
2:P.38-Walther-P38
3:Mauser Military Pistol
4:1911
5:FN Hi-Power
6:Colt Double Action Revolvers
7:S&W Revolvers
8:Beretta 92
9:SIG SAUER P226
10:CZ75
実銃のことが知りたい方はもちろん、カスタムガンやイラストの資料としても活用できる見応えバツグンの1冊だろう。