2026年2月号

2026/01/24

SHOT SHOW 2026 2日目 速報

Magpul

 

 マグプルはMaztech Industriesが開発したMaztech X4-FCS (Fire Control System)を発表。既存の30mm低倍率可変光学系(LPVO:Low Power Variable Optic:1倍から始まるズームスコープの総称)をスマートな射撃管制装置に昇華させる画期的なマウントシステムとしている。Applied Ballisticsの弾道ソルバーと広範な弾道ライブラリを活用し、リアルタイムで環境要因を考慮した精密な弾道補正を実現する次世代の射撃支援ソリューションとして注目を集めている。

 

 

 最大の特徴は温度、気圧、湿度、ピッチ、ロール、機首方位(heading)といった多様なセンサーデータを常時取得し、これらをユーザーが入力した弾薬・銃器データと統合することで、初弾命中を可能にする弾道補正オフセット照準点を生成することにあるという。
 この補正照準点はLPVOの視野内に明るい緑色のHUD(ヘッドアップディスプレイ)として投影され、直射日光下でも高い視認性を確保。表示内容は射手の好みに応じて完全にカスタマイズ可能だ。

 


 X4-FCS本体はピカティニーレイルに装着する7075-T6ビレットアルミニウム製で、Type IIIハードアルマイト処理のブラック仕上げ、、重量は付属の充電式USB-C対応18650バッテリー2個込みで約641gと比較的軽量に抑えられている。アクティブウェイクテクノロジーにより、週10時間の使用で約1年間のバッテリー寿命があり、またIPX7相当の防水性能(水深約1mで30分耐性)と-40°?60°度の広範な動作温度範囲を備え、過酷な環境下での運用にも対応する。
 価格は約$3,495と高価格帯ながらNGSWプログラム由来の先進技術により精密射撃、競技射撃、戦術用途においてゲームチェンジャーとなる可能性を秘めているという。既存LPVOを活かしながらスマートスコープレベルの性能を手に入れたいシューターにとって期待の新世代デバイスと言えるかもしれない。

 

 

Barrett


アメリカ建国から250年を迎えたことで今年はアメリカの星条旗をあしらった仕上げのモデルが多く見かけられた。

 


 バレットは以前から人気があったものの、他の製品の生産スケジュールの関係で休止していたREC10を今年に入り生産を再開する。新製品としての新鮮味は薄いがアンビ操作、ALG QMSトリガー、サプレッサー対応QDマズルデバイスなど手堅く設計を煮詰めたラージパターンAR10プラットフォームであり、再デビューを喜ぶファンも多い。ダイレクトインピンジメント作動システムにユーザーが容易にメンテナンスできるバレットガスブロックを採用している。口径.308 Winで16インチバレルの重量は約4.7kgだ。

 

Kimber America

 

 同社が培ってきた独自のデザインを融合し、2011モジュラーフレーム市場へと切り込んだ2K11シリーズは比較的リーズナブルな価格設定も相まって高い評価を得ている。今回はトレンドとなっているチャンクポートを5インチバレルに追加した 2K11 Comp、および同仕様の4.25インチバレルにマグウェルを組み合わせた 2K11 Pro Comp が発表された。いずれのモデルも仕上げはステンレス地肌仕上げとブラックDLC仕上げの2種類から選択可能となっている。

 

 

*2K11 Pro Comp(4.25" バレル)の画像はDay-3でご紹介します。

 

Springfield Armory

 スプリングフィールドアーモリーは、鍛造素材から切削加工されたスチール製スライド、およびフレームを採用したブラウニングハイパワー近代化モデルをSA-35として2021年より展開している。ホワイトダット仕様のフロントサイトとタクティカルラック対応リアサイトによる現代的なオープンサイトデザインに加え、作動の信頼性向上にためフィードランプ形状を再設計。さらにトリガープルをスムーズ化するため、マガジンセイフティを廃した構成としている点も特徴だ。
 発売当初はマットブルー仕上げが標準仕様であったが、今回はオリジナルに倣ったポリッシュドブルー仕上げを価格据え置きの$799で新たにラインアップへ追加した。 このほか、タクティカルグレーおよびコヨーテブラウンのセラコート仕上げモデルも用意されており、こちらはいずれも$859に設定されている。

 

 

 グロックによるAimpoint COA の独占契約終了を受け、他社と同様に同社も各モデルでCOAとのコラボレーションモデル展開を開始した。写真の 1911 DS Prodigy COA をはじめ、1911 TRP COA、1911 Operator COA、さらに Echelon 4.0 COA の発売が予定されている。

 モジュラーフレーム構造を採用するポリマーフレームのEchelon(エシュロン)シリーズにセミコンパクトサイズとなる4.0FCが新たに加わった。フルサイズの4.5Fとコンパクトの4.0C、それぞれの特徴を併せ持ち、4インチバレルにフルレングスグリップを組み合わせている。グロックで言えばG45やG19Xに相当するバランスの取れたプラットフォームであり、携行性とホルスタードロウを含めた取り回しやすさの両立という点ではデューティガンに最も適したサイズ感だ。カリフォルニア州コンプライアントモデルの登場も予定されている。

 

 

Text & Photos by Yasunari Akita

 

Gun Pro Web 2026年2月号

 

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