2019/11/06
ハンドガンの構え方【基本編】シューティングフォーム
車やオートバイと同様に、銃にも正しい撃ち方が求められる。正しい構え方・撃ち方を行なわないと的に当たらないばかりか、他人に危害を加えてしまう恐れがある。しかし、おもちゃであるエアガンは実銃と違って威力も弱く、気軽に撃てるがゆえに、構え方・撃ち方に関して意外と自己流の方も多いのではないだろうか。ここでは実銃に即したハンドガンの構え方(基本編)を数回にわたって解説しよう。第4回目はシューティングフォーム(両手撃ちの構え方/首の傾け具合)だ。
第1回「ハンドガンの構え方【基本編】グリップの握り方」はこちら
第2回「ハンドガンの構え方【基本編】トリガーの引き方」はこちら
第3回「ハンドガンの構え方【基本編】サイティングの仕方」はこちら
構え方の悪い例。銃を構えると、身体や首が大きくのけぞってしまったり、反動を意識して腰を落とし、踏ん張り気味に構えてしまう方がいる。これでは正確に撃つことはできない。
これも悪い例。腕を伸ばさずに縮め過ぎると、ガスブローバックハンドガンの場合、後退したスライドが顔に当たってしまう恐れがある。また、両足を閉じたままだとバランスを崩しやすくなる。
正しい構え方。まず脚は肩幅よりも少し開き、利き腕のほうの脚を半歩(もしくは一歩)分下げる。
上体はターゲットに対して正対し、お尻を後ろに突き出して身体がくの字にならないようにしつつお腹を引っ込めて(お腹に力を込めて)、上体をやや前のめりの体勢にする。そうすることで反動を身体全体で抑えることができる。反動を腕だけで抑え込まないようにするのがポイントだ。身体の重心は両脚の真ん中、もしくは利き腕とは反対の脚(写真の場合左脚)に体重をかけるようにする。
両腕を伸ばして少し緩めるくらいして、適度に肩の力を抜くのが理想的な構え方だ。利き腕とは反対側の腕をやや下げ気味にして構える方法もある。自分が構えやすいほうを選ぼう。
両手撃ちで忘れがちなのが首の傾き具合だ。首を傾けると平衡感覚が狂うのと、眼球の中心でサイトが狙えなくなり、正確にサイティングできない。
首は前後左右に傾けたりしないようにして、眼球の中心でサイトを見るようにする。狙い込み過ぎるとつい首を傾けがちなので注意しよう。
次回のハンドガンの構え方【基本編】では、シューティングポジションについて紹介していく。更新は11月13日(水)を予定しているので、ぜひ読んで欲しい。
TEXT:毛野ブースカ
撮影協力:ビレッジ2