2019/08/07
SHINスペシャルトレーニングに潜入!
米国在住の実銃ライターSHINが帰国した際に行われたハンドガントレーニング&ローライトレクチャーの模様を2つご紹介しよう。
C-Tours/SDT-WORKS/MantisX-Japan
日時:2019年5月11日
場所:エアソフトゾーンデルタ
参加人数:20人
主催:C-Tours/SDT-WORKS/MantisX-Japan
●アドベンチャーの始まり
ガンファンたるもの、いつかは実弾射撃を…と憧れるものであろう。また、すでに実弾射撃を経験したファンも、その経験をさらに一歩二歩と踏み込んだモノにできる機会が与えられるとしたら、どうだろうか?
実銃を扱う際に乗り越えなければならないハードルの1つ、それは安全なハンドリングである。海外の射撃場でレクチャーを受けることもできるが、それとて万全とはいえない。では、その万全なレクチャーを受けるとどうなるのであろうか?
その答えの1つを、このトレーニングを共同主催したC-Toursは有している。それは海外での本格的なトレーニングである。そのトレーニングに参加する前段階として、今回のトレーニングは企画された。本誌でもお馴染みのリアルガンレポーターSHINを迎えて行なわれたトレーニングは、トイガンを使用しながらも「実銃を扱う」ということを念頭に置いた内容になっていた。現代のリアルなトイガンは、実銃のシミュレーターとして充分機能するとのこと。このトレーニングの参加者には修了証が発行され、今後Cツアーズが開催する海外での実銃を使ったトレーニングへの参加資格となるのだ。
講師を務める本誌海外レポーターのSHIN。彼の技術はもちろんながら、実際にトレーナーとして活躍するだけのスキルそしてコミュニケーション能力を有している
本誌からはもちろん、毛野ブースカが参戦! 彼も渡航経験豊富なシューターである
今回は、ガンハンドリングと標的に対する射撃を、それぞれモデルガンとエアガンを使用して行なった
モデルガンはマガジンのテンションなどが実銃に即しているため、ロードやリロードのシミュレーションがやりやすい
ジャミングの再現ができるのもモデルガンならではだ。実銃でも起こりうるジャミングの対処を、この優秀なシミュレーターで解説する
リロードの手法。これ1つ取ってもトイガンとは異なる考え方が必要になる場合もある。モデルガンは、トイガンと実銃のギャップを埋める存在である
標的射撃の際、受講者ひとりひとりにSHINが直接アドバイスをする。この経験だけでも受講者にとって有益であっただろう
このトレーニングを受けた受講者には、修了証が手渡された。今後C-Toursが企画する海外でのトレーニングを受講する際、この修了証が役に立つのだ
今回トレーニングに参加されたみなさん。今回学んだことはサバゲやシューティングで必ず役に立つはずだ
PHOTO&TEXT:モロ☆
本場SUREFIREインスティテュート直伝ローライトレクチャー
日時:7月6日
場所:東京サバゲパーク
参加人数:20人
主催:七洋交産
2018年11月に開催されて好評だった七洋交産主催によるリアルガンライターSHINをインストラクターに迎えたローライトレクチャーが再び開催された。前半は基本的なローライトシューティングテクニックの解説、後半はローライト環境下におけるテクニックの実践(フォースオンフォース・トレーニング)が行なわれた。ここでは前半のレクチャーを中心に当日の模様をお伝えしよう。
実際の交戦距離は近距離(数m)であることが多い。そのためサイトを使わずに直感的かつ素早く有効弾をターゲットに撃てるようにする
ハンドガンの場合は前後サイトにテープを貼ってサイトが使えない状態にして、少し顎を突き出すようにして上目使いでスライド上面を見下ろすような感じで撃つ
ハンドヘルドライトを使ったハンドガンのシューティングテクニック。銃を握った手の甲にライトを持った手を押し付けて撃つ。スイッチは親指で操作する
カービンの場合は利き腕で銃を持ちつつ、ライトを持った手の甲をハンドガードに押し付けて(この場合右側)保持しながら撃つ
ライトをこめかみ(テンプル)部分に押し付けて撃つ。カバーの左側から撃たなければならない場合はこの撃ち方が適している
実際にハンドへルドライトを持った状態でカバー越しにターゲットを撃つ。レクチャーと実践が繰り返し行なわれた
後半では前半と同じカバー越しの射撃をライトを照らして体験する。ライトは点けっぱなしではなく照射⇔消灯を繰り返す
PHOTO&TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2019年9月号 P.182~183より抜粋・再編集したものです。