2019/11/21
LittleArmory モンタギューパラトルーパー をディテールアップしてみよう!
トミーテックの1/12銃火器プラキット「LittleArmory(リトルアーモリー)」シリーズに、自転車メーカー・モンタギューが空挺隊員向けに開発した折畳式タクティカルマウンテンバイク「パラトルーパー」がラインアップした。製品は1/12スケールのリアルな完成品モデルで、アクションフィギュアとの組み合わせを楽しめるのがポイントだ。今回はディテールアップ&ウェザリング(汚し)で、模型的な見映えをアップさせてみよう。
モンタギュー パラトルーパー
- 発売元/トミーテック
- 価格/¥4,500
※「figma 豊崎恵那」は別売です。
■各部のディテールアップ
ケーブルのサポート部分はムクなので前後ケーブルをはめる穴を開ける(貫通させる必要はない)。皮膜のある側は0.5mm、ない側は0.4mmで開口。
皮膜のないケーブルワイヤーの表現として0.4mmの洋白線を使用。サポートに開けた穴にはめ込んで固定する。
車体数カ所に同じく剥き出しのワイヤーがあるので、すべて同様に加工している。
■ウェザリング
使用感を出すためにタイヤの土汚れを再現する。綿棒にウェザリングカラーを含ませ、タイヤ上を転がすように着色すると簡単。生乾きの時に軽く擦って馴染ませ、ブロックをグレーでドライブラシして仕上げている。
フレームはブラックでウォッシングし、黒ずみを表現。使用環境によっては砂埃が多く付着するので、サンドカラーでウォッシングしてもよい。ちなみにエナメル溶剤でタンポ印刷が落ちることはなかった。
■完成!モンタギュー パラトルーパー
完成したパラトルーパーのディテールアップ作例。製品状態でも充分リアルではあるが、少しのディテールアップとウェザリングで、より精密感と存在感が増した。
折畳ギミックも再現されており、自転車単体でも充分楽しめる。
【アームズマガジンウェブ編集部レビュー】
ただでさえ恐るべきディテールを誇るリトルアーモリーシリーズに手を加え、更なるディテールアップを施す本企画。今回もじつに細かい部分にまで手が加わって、リアルな質感を手に入れている。1/16サイズの深遠なる世界ならではの、職人技が光る芸当である。
製作・文:國谷忠伸
編集部レビュー:アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2019年12月号 P.142-143より抜粋・再編集したものです。