2026/07/02
【実銃レポート】ベレッタ94Xパフォーマンス 90シリーズ最新型【Gun Pro A.T.】
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90シリーズの新たなハイエンドモデル
2026年6月2日、ベレッタは94Xパフォーマンスを正式にリリースした。これは、1975年に製品化した9mmコンバットピストル“92”から始まった90シリーズの新たな進化型であり、ベレッタはこれからも同シリーズを発展させていくことを明確に示した形になっている。
2017年1月にアメリカ軍サービスピストルがSIG SAUERのM17、M18に更新され、M9は“かつてのサービスピストル”となった後も、ベレッタは90シリーズを“過去の銃”とはしない姿勢を貫いてきた。それは2019年に92Xを発表し、その後もバリエーションを精力的に展開していることからも明らかだ。
しかし、ハンマーファイアードのトラディショナルダブルアクション(DA/SA)、メタルフレームのセミオートピストルが、軍、LE機関で全面的に新規採用される可能性はゼロだといってよい。数多くの装備と一緒に常時キャリーする実用ピストルは、限りなくシンプルな操作性と信頼性、そして軽さが重要だ。そうなればストライカーファイアードのポリマーフレームピストルを選ぶことが現代ではほぼ常識となっている。それを手にする兵士や警察官が銃の扱いに精通した者だとは限らないという現実が、この流れを加速させた。
しかし、ごく一部のプロフェッショナルや、マッチシューター、および銃好きの人達は、もっと尖ったピストルを使いこなすことができるし、それを欲する。
ベレッタは、90シリーズが進むべき方向はそういったコアユーザーに向けたハイエンドモデルだと定めたのだろう。それを形にしたモデルが、2019年に登場した92Xの競技仕様である92Xパフォーマンスだった。
あれから7年が経過、ベレッタは92Xパフォーマンスをより進化させた94Xパフォーマンスを今回リリースしたわけだ。
Team Beretta
500年企業ベレッタは、銃関連の様々な分野に進出している。ベレッタホールディングやベレッタディフェンステクノロジーズ(BDT)を通じた展開と共に、ベレッタ本体も、ミリタリー、LE、パーソナルディフェンス、ハンティング、シューティング、さらにコレクターなどに向けて数多くの製品を展開中だ。
その中でも特に力を入れているのが、シューティングスポーツの分野に向けた展開で、先月号でも紹介した通り、クレー射撃の世界でベレッタはオリンピックのメダルをほぼ独占するまでになっている。これは1977年にベレッタがアメリカに進出した時代に、同社のシューティングチームが作られた事から始まった。1980年代には公式に“Team Beretta”が発足、これ以降、それぞれの時代の一流シューターらがこのチームに参加している。ベレッタは彼らから多くのアドバイスを得て、製品の改良を続けて来た。その真摯な姿勢が現在のポジションに繋がっているのだ。
そしてベレッタは今、IPSCやUSPSAなどのプラクティカルシューティング競技に目を向けている。
元国土安全保障省(DHS)連邦捜査官で、IPSCおよびUSPSAのナショナルチャンピオンに5回、スティールチャレンジに3回優勝し、複数の部門で世界タイトルを獲得したトップシューターJJ Racaza(JJラカーザ)は、2019年7月にチーム ベレッタに参加した。
公式発表に先駆けて、2026年5月30日から始まったIPSC European Championship 2026にチーム ベレッタのシューター達はこの94Xパフォーマンスを投入している。
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続きは「月刊アームズマガジン2026年8月号」でどうぞ。
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Text : Satoshi Matsuo & Sakurai Tomonari
Photos : Sakurai Tomonari
この記事は月刊アームズマガジン2026年8月号に掲載されたものです。
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