ロシアのMP-443を電動ブローバックでエアガン化

　長きにわたり使われたマカロフPMに代わるロシア軍の制式拳銃として採用されたのがMP-443である。1993に始まったロシア軍の制式拳銃を決めるトライアル向けにウラジミール・ヤリギンによって開発された。

　口径は9mm×19弾、ブローニングタイプのショートリコイル方式、シングル／ダブルアクショントリガー、スチール製のスライドとフレーム、装弾数18発のマガジンを採用している。グロックスタイルのオートマチックピストルが隆盛を極める中、保守的な特徴を備えている。
　そんなMP-443をCYMAはブローバック機能を搭載した電動ガンで初再現。直線基調のスライドにマカロフPMを彷彿とさせるクラシカルなグリップが組み合わされたフォルムは、欧米諸国のオートマチックピストルとは一線を画す。グリップ内にメカボックスとモーターが搭載されており、デフォルメを極力避けるためかマガジンにリポバッテリーを内蔵するという大胆な手法が取られている。

　トリガーはシングルアクションオンリーでBB弾の発射とともに小気味よくスライドが前後動する。2015年以降、マカロフPMからMP-443への更新が進んでおり、現用ロシア軍装備にこだわるならこのモデルは必携だろう。

CYMA
MP-443 電動ブローバックハンドガンBK

DATA

• 全長：198mm
• 重量：650g
• 装弾数：15発
• 価格：￥19,580
• お問い合わせ先：UFC　e-mail:wholesale@ufc-web.com

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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この記事は月刊アームズマガジン2025年9月号に掲載されたものです。

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