2024/11/19
アメリカ軍のSCWとして制式採用されたB&Tの次世代短機関銃を見事に再現「ARROW ARMS APC9-K電動ガン」
アメリカ軍のSCWとして制式採用されたB&Tの次世代短機関銃
ヘッケラー&コックのMP5シリーズが登場して以降、各社から短機関銃が登場されたものの大きなブレイクスルーがなかった短機関銃のカテゴリーが一気に活性化されたのは、2010年代半ばに登場したこのモデルとSIG SAUERのMPXがきっかけであると言っても過言ではない。
サイレンサーやマウントベースの製造からはじまり、現在では銃器メーカーとしても活動しているスイスのB&T。APC9-K(APC9-K PRO)はB&Tを代表する次世代型短機関銃であり、アメリカ陸軍のSCW(サブ・コンパクト・ウェポン)プログラムに提出され、SIG MPXやH&K MP5などのライバルを抑えて短機関銃としては約77年ぶりに制式採用された。
ARROW ARMSはこのいちばんホットな短機関銃を電動ガンで初めてモデル化した。直線基調で飾り気のない質実剛健なフォルムや実銃の刻印を忠実に再現。アッパーレシーバーはCNCアルミ削り出し、ロアレシーバーは強化樹脂製。アンビコントロールレバーやアサルトライフルと同様の操作性など、次世代型サブマシンガンの特徴を備えている。
バージョン2タイプのメカボックスには電子トリガーシステムが内蔵されている。実銃はレシーバーやストックなどがモジュラー化されており、シチュエーションに応じたカスタマイズができる。
写真のようにストックを展開した時の長さはリトラクタブルストックより長いものの、折り畳んだ際の全長はやや短くなり、さらにコンパクトになる。展開した時のガタツキはなく、しっかり構えられる。マガジンはショート、ミドル、ロングの3本が標準装備されている。実銃同様、軽量でコンパクトな電動ガンが欲しかった方にお薦めの1挺だ。
ARROW ARMS
APC9-K電動ガンフォールディングストックモデル
DATA
- 全長:367mm / 576mm(ストック展開時)
- 重量:2,000g
- 装弾数:65発/ 80発/ 110発
- 価格:オープン
- お問い合わせ先:キンワ sales@kinwa-co.jp
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2024年11月号に掲載されたものです。
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