エアガン

2023/09/15

【解説】ショットガンタイプのエアガンの特徴【初心者向け】

 

ショットガンタイプのエアガンをわかりやすく解説!!

 

 実銃では散弾を発射できるショットガンだが、エアガンで再現されたショットガンは特徴が異なり、発射方式別に4つに分類できる。ここではそれぞれの発射方式の特徴を解説しよう。

 

エアコッキングタイプ(3発同時発射、単発)

 

 エアガンのショットガンの中で広く普及しているのがエアコッキングタイプだ。実銃のポンプアクション式と同様、フォアエンドを前後動させてピストンのコッキングとBB弾の装填を行なう。基本的な構造はどのモデルも同じだが、発射弾数に違いがあり、3発同時にBB弾が発射されるもの、発射弾数が1発⇔2発に切り替えられるもの、1発発射(単発)のものの3種類ある。マガジンはショットシェル型、ボックス型、チューブ型の3種類。

 


 

東京マルイ

エアーショットガン

SPAS12

 

 

DATA

  • 全長:800mm
  • 重量:2,000g
  • 装弾数:30発(3×10ショット)
  • 価格:¥21,780
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 イタリアのルイジ・フランキが開発したセミオートショットガンをエアガン化。映画『ターミネーター』に登場したことで日本における知名度が広まった。装填にはショットシェル型マガジンを用いて、3本のインナーバレルから3発同時にBB弾が発射される。

 

 


 

KTW

イサカM37

フェザーライト エアコッキングガン

 

 

DATA

  • 全長:1,020mm
  • 重量:1,450g
  • 装弾数:46発+6発
  • 価格:¥20,680
  • お問い合わせ先:KTW

 

 実銃は非常に軽量なことから「フェザー(羽毛)ライト」というニックネームがつけられたイサカ製のショットガンを再現。発射弾数が1発⇔2発に切り替えできる。

 

 


 

マルゼン

CA870

ソードオフ

 

 

DATA

  • 全長:555mm
  • 重量:1,300g
  • 装弾数:40発
  • 価格:¥10,780
  • お問い合わせ先:マルゼン

 

 ストックをソウドオフしてピストルグリップ仕様にしたワイルドなモデル。フォアエンドとピストルグリップはフェイクウッドカラー。命中精度重視の単発仕様でボックスマガジン仕様になっている。

 

 

ガスタイプ(ポンプアクション)

 

 ポンプアクション式ながらピストンをコックする必要がなく軽い力で素早くコッキングできるのがガスタイプだ。東京マルイのガスショットガンシリーズは発射弾数が3発⇔6発に切り替えでき、発射弾数に関係なく安定したホップがかかるダブルホップアップシステムを搭載している。また、マルゼンのM870シリーズは実銃のようにショットシェルが装填・排莢できるのが特徴で、シェル内にBB弾を1 〜3発程度装填することで、ショットガンらしい撃ち味を楽しめる。東京マルイ、マルゼンともに着脱式ガスタンクを採用している。

 


 

東京マルイ

M870タクティカル

 

 

DATA

  • 全長:954mm
  • 重量:2,680g(空マガジン、ガスタンク含む)
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥38,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 レミントンの傑作ポンプアクション式ショットガンM870をモチーフにした東京マルイのガスショットガンM870シリーズ。ポンプアクションは軽快で実銃のような作動音が楽しめ、発射弾数が3発⇔6発で切り替えできる。

 

 


 

マルゼン

M870ブラックバージョン

ライブシェル・ポンプアクション・ショットガン

 

マルゼン M870ブラックバージョン ライブシェル・ポンプアクション・ショットガン

 

DATA

  • 全長:925mm
  • 重量:2,550g
  • 装弾数:4発
  • 価格:¥34,980
  • お問い合わせ先:マルゼン

 

 実銃と同様にショットシェルを装填・排莢できるライブカート式のガスショットガン。フォアエンドを引くと実銃のようにショットシェルがエジェクトされる。ストックに着脱式ガスタンクを内蔵することで連射してもガス圧の低下が起きにくく安定した射撃を楽しめる。

 

 


 

東京マルイ

ガスショットガン

KSG

 

 

DATA

  • 全長:663mm
  • 重量:2,900g(空マガジン、ガスタンク含む)
  • 装弾数:30発
  • 価格:¥43,780
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 アメリカのケルテックが開発したブルパップスタイルのポンプアクション・ショットガンをガスショットガンで初再現。2本のチューブラーマガジンは、片方はメインホルダー、もう片方はスペアホルダー(2本収納可能)として機能。発射弾数は3発⇔6発に切り替えでき、固定式ダブルホップアップシステムを搭載している。

 

 

ガスブローバックタイプ

 

 ガスブローバックタイプは実銃のようにボルトが前後動してBB弾の装填を行なうアクションやリコイルショックが体感できるだけではなく、ポンプアクション式に比べて素早く連射できるのが特徴。東京マルイ初となるガスブローバックショットガンのSAIGA-12Kは同社のエアコッキング式やガス式と同じく3発同時発射を実現している。

 



東京マルイ

ガスブローバックショットガン

SAIGA-12K

 

 

DATA

  • 全長:895mm
  • 重量:3,100g
  • 装弾数:45発
  • 価格:¥60,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 AKシリーズのスタイルと操作性はそのままにショットガン化した異色のセミオートマチックショットガン、SAIGA-12Kを再現したモデル。東京マルイ初の3発同時発射とセミオートで連射できるガスブローバックガンとしてリリースされ、人気を博している。実射してみるとその豪快なリコイルを体感できる。

 

 

電動タイプ

 

 ピストンをモーターでコッキングする電動ガンのメカニズムを用いた東京マルイの電動ショットガンシリーズは、エアコッキング式やガス式と同様に3発同時発射を実現している。セミオートとフルオートが切り替えでき、連射速度は秒間10発(メーカー公表値)、3本のバレルから1度に3発同時に発射されるということは、単純計算して3発×10発=30発が1秒間に発射されることになる。さらに3本のインナーバレルのホップが独立して調整できる。究極のショットガンといっても過言ではない。

 


 

東京マルイ

AA-12

 

 

DATA

  • 全長:839mm
  • 重量:4,200g(空マガジン含む)
  • 装弾数:93発
  • 価格:¥60,280
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

 世界初のフルオートショットガンを再現した東京マルイのAA-12。フルオートでBB弾を3発同時に放つことができる。エアーショットガンシリーズ同様の「3シリンダー&ピストン」「3インナーバレル」「3ホップアップシステム」を搭載した専用メカボックスを開発。各バレルが個別にホップを調整できるため、拡散率の調節も可能だ。また、FETシステムが採用されているためトリガーのキレ、作動の安定感も申し分ない。

 

TEXT:アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年9月号に掲載されたものです。

 

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