エアガン

2023/08/21

燧石式×黒色火薬を使用する古の銃器をエアガンで再現「KTW フリントロック・ピストル」【素晴らしきハンドガン】

 

K.T.W.

フリントロック・ピストル

 

 

 

DATA

  • 全長:360mm
  • 全高:140mm
  • 全幅:57mm
  • 重量:740g
  • 装弾数:12発
  • 価格:¥18,480
  • お問い合わせ先:K.T.W.

 

 

 現代の銃器は金属カートリッジを使用し、雷管を用いて撃発する銃がほとんどだが、その前の時代は火縄銃や燧石式銃が主流であった。前者は火縄で、後者は燧石(火打石)で黒色火薬に着火するメカニズムになっており、まさに古の銃である。KTWはその時代のフリントロックピストルをエアコッキングでモデル化。モデルアップしたものは1770年代にジョージ・ワシントン(大統領)銘入りで特注された.67口径モデルで、1953年にアメリカ陸軍士官学校(ウエストポイント)に寄贈されている。その銃器の外観をリアルに再現するだけでなく、ハンマーが当り金に当たって跳ね上がるメカニズムも表現。ハーフコックは行なうことはできないが、雰囲気は充分だ。歴史ある拳銃を味わえる1挺だ。

 

クラッシクスチール・メッキが施されたアウターバレルの質感は充分。ロンドンのHAWKINS製を示す刻印も

 

チューブラータイプの朔杖型マガジンはフォアエンド下部に設けられており、外観を崩すことなくアレンジしている

 

流線型のグリップ。当時のフリントロックピストルには芸術品の意味合いもあり、美しく装飾されたモデルが多かった。George Washingtonの銘も美しく記載

 

実銃のフリントロックは銃口から弾薬を詰めるマズルロード式だ。装填には時間がかかり、その間に敵に接近される場合がある。その際、接近戦に対応できるようにグリップエンドは金槌になっている

 

ハンマーが当り金を叩くギミックも再現

 

エアコキ式としては工程が多いが、これもまた醍醐味だろう

 

実銃のフリントロックのトリガーは現代ハンドガンの比にならないほど重い。場合によっては2本指でかなり力を込めないといけない。エアガンのこのモデルは機能性を重視し、人差し指で絞れる程度のトリガーの重さになっている

 

 

 平成22年(2010年)5月に発売されてから再販が続けられており、令和4年(2022年)6月に第8ロットが発売。根強い人気がある製品の1つである。気になる方は次回の再販時にチェックしてみよう。

 

TEXT:珈琲

 


 

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