エアガン

2023/06/08

フィクションの銃を作る「“TT33 モダナイズドカスタム”前編」

 

現代に蘇ったコンバットオートの傑作

 

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます。

 

 今回の作品コンセプトは「現代改修型トカレフ拳銃」です。早速、作っていきましょう。

 

コンセプトを完成イメージ図に

 

 まずはベース銃の画像で「完成イメージ図」を作ります。アイデアを視覚化すれば製作ポイントや完成像を意識しながら作れるのでクオリティが上がりますよ(`・ω・´)

 

 

 A4用紙にほぼ原寸大でベース銃の側面写真を印刷し、色を塗ったりメモを書き込んでイメージを形にします。カスタムするポイントを忘れないように文章でもメモ書きしておくと、後で見返した時にわかりやすいですよ(´∀`)

 

準備した材料

 

  • KSC「TT33 Xコンプ HW」
  • 樹脂製20mmレールパーツ
  • 日進ゴム 「ハイパーVシート PX-10H15」
  • 0.5~5mm厚各種ABS板
  • Φ2mm白い半球型ラインストーン

など

 

 

 

分解・洗浄

 

まずはベース銃を分解します。分解方法はネットで紹介されている情報を参考にしたり、自分でも工程を記録撮影しつつ行ないました

 

加工するパーツ(スライド・フレーム・リアサイト)を中性洗剤で洗って油分を落とし、タオルで水気を取ってからよく乾かしましょう(´ω`)

 

フレームを加工する

 

フレーム下の長さに合わせて樹脂製レールをカットします

 

フレーム底部の曲線を透明プラシートに写して型紙とし、樹脂製レールにケガきます

 

ケガいたラインに沿って削ります

 

瞬間接着剤で接着して隙間をプラリペア(もしくはプラパテ)で埋めて表面を整えましょう

 

グリップのマガジン挿入口の角を削って面取りもしておきます。これでフレームの加工は完了!

 

スライドと前後サイトを加工する

 

トカレフスライドのセレーション間隔を測ってスライド前部にケガき写します

 

同じ幅で溝を彫ります。あれば機械加工がいいですが、なければ棒ヤスリと根性でもできます。結利は機械とヤスリの合わせ技で加工しました(;´Д`)

 

スライドと前後サイトを加工する

 

フロントサイトを太らせるためまずは0.5mm厚ABS板を切り出します

 

フロントサイトを囲むように、0.5mm厚ABS板を接着します

 

ヤスリで綺麗に形を整えます

 

続いてリアサイト追加パーツを製作します。4mm&2mm厚ABS板を切り出します

 

切り出したABS板を瞬間接着剤で接着します

 

ところどころ瞬間接着剤で盛りながらヤスリを使い、形と表面を整えて、完成!(・∀・)

 

 以上、前半ではコンセプトと完成イメージ図作成からスライド加工までを紹介しました。次回後半ではグリップ製作~完成までを詳しく解説します。お楽しみに!(*´ω`)ノシ

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

続きはこちら

 

作例製作・文:結利晴信

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年7月号に掲載されたものです。

 

※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×