エアガン

2023/04/05

フィクションの銃を作る「“M36 サイバーディテクティヴカスタム”前編」

 

サイバーパンク探偵の護身用リボルバー

 

 

 こんにちは、結利晴信ゆうりはるのぶです! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までを前後編に分けて詳しく解説していきます

 

 今回の作品コンセプトは「サイバーパンク探偵の護身用リボルバー」です。早速、作っていきましょう。

 

コンセプトを完成イメージ図に

 

 まずはベース銃の画像で「完成イメージ図」を作ります。アイデアを視覚化すれば製作ポイントや完成像を意識しながら作れるのでクオリティが上がりますよ(`・ω・´)

 

 

 A4用紙にほぼ原寸大でベース銃の側面写真を印刷し、色を塗ったりメモを書き込んでイメージを形にします。カスタムするポイントを忘れないように文章でもメモ書きしておくと、後で見返した時にわかりやすいですよ(´∀`)

 

準備した材料

 

  • マルシン工業「S&W M36 チーフスペシャル Xカートリッジ仕様 2インチ ブラックHW」
  • ゼノバース2307「A5サイズ・ステッカーシート140枚入り【下地透明・強粘着】グレー」
  • HIROMI(ヒロミ)「ミライト 316W 白」
  • コトブキヤ「プラユニット P-115 マイナスモールド Ⅲ」
  • Φ3mmネイルストーン(クリアレッド)
  • Φ6mmABS棒
  • 3mm厚クリアアクリル板
  • 0.5~4mm厚各種ABS板
  • 0.2mm厚透明プラ板

etc

 

 

 

グリップを加工する

 

ベース銃左グリップを裏返すとミライト埋め込みにちょうどよい空洞が。これを利用させてもらいましょう

 

発光部のアクリルを付ける幅3mmのスリットを切ります

 

3mm厚の透明アクリルをグリップ形状に合わせて切り出しておく

 

グリップの空洞にミライトが入るよう拡張切削します

 

最後に透明アクリルをボンド布用クリヤーで接着固定!

 

グリップ後部の溝彫り予定部分にセロハンテープをガイドにラインを引きます

 

0.5mm厚アルミ板小片(両面テープ固定)をガイドにして0.5mm幅ラインチゼルでスジ彫りします

 

彫った溝にポスカ黒で墨入れして完成(゚∀゚)

 

フレームとバレルを加工する

 

フレーム角のラインを透明プラ板にケガいて写す

 

ケガキ線を型紙にして4mm厚ABS板に写し、フレーム上部形状に合わせて切削します

 

32mm×4mmに切った4mm厚ABS材をバレル上部に合わせて切削加工しておきましょう

 

切削加工した4mm厚ABS材を瞬間接着剤でバレルに接着

 

バレル側面の隙間をプラリペア(もしくはプラパテ)で埋め研磨・整形する

 

さらに側面から0.5mm厚ABS板をぴったり貼り付けて上部は完成(´ω`)

 

バレルのアンダーラグを加工

 

バレル下のラインを透明プラ板にケガいて写す

 

4mm厚ABS板2枚にプラ板を写して貼り合わせる

 

さらに取り付けた際の側面を透明プラ板で型紙を作り、2.5mm厚ABS板2枚に写して切り出しておく

 

8mm厚パーツに2.5mm厚板を片面にだけ接着しておく

 

できたパーツをバレルに接着

 

ロッキングボルトピンを通すΦ1.3mm穴を開けてから、もう片面のABS板を接着する(&Φ1.3mm穴を貫通させる)。これでバレルの加工は大部分が完了です!

 

 以上、前半ではコンセプトと完成イメージ図作成からバレル加工の途中までを紹介しました。次回後半ではバレル加工、シリンダー加工~完成までを詳しく解説します。お楽しみに!(*´ω`)ノシ

 

 本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。

 

続きはこちら

 

作例製作・文:結利晴信

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年5月号に掲載されたものです。

 

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