2021/04/17
フィクションの銃を作る「COLT.44-ヘルファイア・後編」
地獄の炎を宿したリボルバー
こんにちは、結利晴信です! 本コーナーでは「ストーリーと世界観を持った空想カスタムを製作してみよう」をコンセプトに、一作品の企画から完成までをくわしく解説していきます。
さて今回は前編から引き続き「地獄の炎を宿したリボルバー」をコンセプトに作品を作っていきます。地獄に置き去られた.44口径リボルバーに業火が宿り、命中した者を焼き尽くす魔の銃。そんなイメージを塗装で表現していきます!!
塗装準備
まず塗装前に各パーツに持ち手を付け、塗料がかかってはいけない部分をマスキングします。私の場合、マスキングには密着性があり確認のしやすいセロハンテープを使用しています。
使用塗料
- 「ミッチャクロン マルチ」(染めQテクノロジー)
- 「メタルプライマー」(アサヒペン)
- 「Mr.サーフェイサー1000」(GSIクレオス)
- 「ミニホビー用スプレー イエロー」(ニッペ)
- 「蛍光塗料スプレー オレンジ」(アサヒペン)
- 「スモーク」(タミヤ)
- 「ブラックパーカー」(ガンショップ・インディ)
- 「ジルコニアクリスタル」(キャロムショット)
- 「Mr.スーパークリアー つや消し」(GSIクレオス)
今回はこのスプレー塗料を使用していきます。
いざ塗装
まずは塗料の密着性を高めるための下塗りとしてプライマー、サーフェイサーの順に吹き付け下地を作り、塗装していきます。
マスキング追加と上塗り
ここまでの塗料が乾燥したら、バレル、シリンダー、トリガー、カートにはもう一色重ねるのでマスキングを追加します。
マスキングが完了したら、バレル、シリンダー、トリガー、カートに蛍光塗料スプレー オレンジ(冬季/1時間乾燥)を塗装します。
完成!
というわけで“COLT.44-ヘルファイア”は完成です。地獄の火を宿した灼熱のバレルとトリガーに、燃え盛るシリンダー内部と弾頭。こんな風に明確なイメージと結び付けられたら、工夫次第でとても存在感のあるオンリーワンなカスタムガンを作ることができます。もしお家に使わずに眠っているエアガンがあれば、ちょっと想像力を広げてあなただけの「空想銃」を作ってみてはいかがでしょう?(*´ω`)
本作品はYuriCustom WorksのHPでもストーリー設定付きで詳しく紹介しています。よろしければご覧ください。
作例製作・文:結利晴信/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2021年5月号 P.118~121より抜粋・再編集したものです。