エアガン

2023/01/23

G3電子トリガーシステム搭載で再現された自衛隊の制式小銃「S&T 64式小銃G3電動ガン」

 

今なお現役! 自衛隊初の国産自動小銃

 

S&T 64式小銃G3電動ガン

 

 自衛隊が制式採用した初の国産自動小銃である64式7.62mm小銃。トイガンではホビーフィックスからはモデルガン、TOPから電動ガンとして発売されて人気を博した。TOPが製造中止して以来、復活を望む声が大きかったが、しばらく64式小銃のエアガンは発売されることがなかった。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン

 

 そうした枯渇状況の中、S&Tから電動ガンで64式が発表された時は大きな反響を呼んだ。発売と同時に人気となり、現在ではS&TオリジナルのG3電子トリガーシステムを搭載してバージョンアップされたモデルがラインアップされている。

 

最新の機構&リアルな外装でサバゲーにもコスプレにもバッチリ!

 

 G3電子トリガーシステムは、磁気センサー方式によるギア制御システムを採用し、バッテリーが6.0V以下の低電圧時に作動を停止するカットオフ機能を追加。これによりキレのあるトリガーフィーリングを実現でき、実射性能や安全性が高められている。64式の特徴であるレシーバー右側に装備されたセレクターレバーは初期型では引き上げなくても回転できたが、このモデルでは引き上げながら回す実銃と同じ操作方法が取り入れられている。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
フロントサイトは実銃同様に折りたたむことが可能。ロックボタンがないのでそのまま倒立させる。フロントサイトポストは固定式

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
クーリングホールが開けられているハンドガードはアルミ製。89式小銃は左右分割式だが64式小銃は上下分割式を採用

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
レシーバー左側のモールドはスコープマウントベースを装着するためのもの。オプションで専用のスコープマウントベースが用意されている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
64式小銃の特徴である引き上げながら回すセレクターレバー。ポジションマークも「ア(安全)」「タ(単発)」「レ(連発)」となっている

 

S&T 64式小銃G3電動ガン
実銃同様に折りたためるリアサイト。上下左右の調整方法も実銃と同じだ

 

 桜のマークや銃名、製造年月(1964年9月)、開発・製造を担当した豊和工業のマークが再現されたレシーバーはアルミダイキャスト製、アルミプレス製の上下分割式ハンドガード、グリップやストックは実銃と同じ木製。バイポッド、フロント/リアサイトは実銃同様に折り畳める。ボルトを後退させるとホップアップ調整用ダイヤルが現れる。バッテリーコンパートメントはストック内に設けられている。エアガンとしての実用性が高く自衛隊装備を着装してサバイバルゲームで使いたい方にお薦めだ。

 

S&T 64式小銃G3電動ガン

 


 

S&T
64式小銃G3電動ガン

 

DATA

  • 全長:990mm
  • 重量:3,260g
  • 装弾数:390発
  • 価格:¥71,500
  • お問い合わせ先:UFC e-mail:wholesale@ufc-web.com

 

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2023年1月号 P.66~67をもとに再編集したものです。

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