エアガン

2022/11/27

キラキラ・ド派手なガバメント! 東京マルイ「ガスブローバックガン コルトガバメント シリーズ’70 ニッケルフィニッシュ」

東京マルイの数ある名銃の中から毎月1挺をキャストさんと一緒にフカボリする本企画。

 今月はガスブローバックガンの「コルトガバメント シリーズ’70 ニッケルフィニッシュ」をご紹介します。動画で分かりやすくまとめていますので、ぜひ動画もご覧ください。

 

 


 

 

 シルバーフィニッシュのハンドガンと言えば、今ならステンレススチール製を思い浮かべるだろうが、かつてはスチールにニッケルメッキを施したモデルであった。銃の主要素材であるスチールは火薬や水分、手汗などによって錆びやすいことから、錆びにくいステンレススチールやアルミニウム、あるいは錆びないポリマー樹脂が銃の素材として用いられていることが多くなっている。実は銃の表面処理として有名なブルーイングは「黒錆び加工」とも呼ばれていて、スチールの表面を化学薬品によって酸化物被膜を形成することで耐食性を向上させている。軍用銃に用いられることが多いパーカライジングは、スチールの表面にリン酸塩の溶液を用いてリン酸塩皮膜を作ることで錆びを防いでいる。一方、ニッケルメッキは錆びにくいニッケルをメッキでスチールの表面に施している。耐食性に優れることからスチールの錆び防止に加えて、やや黄味がかった鏡面上の美しい色合いからカスタムガンのドレスアップ、コレクションアイテムに用いられることもある。エングレービングが施されたコルトSAAにニッケルメッキが施されたモデルが多いのはこのためだ。
 今回紹介する東京マルイのコルトガバメントシリーズ’70ニッケルフィニッシュは、コルトマークⅣシリーズ’70のバリエーションモデルである。シリーズ70と言えばスライドとフレームの側面がポリッシュされた(=サイドポリッシュ)ブルーイング仕上げのイメージが強く、東京マルイからもこのブルーイング仕上げを再現したモデルがリリースされている。ブルーイングモデルとは対照的な色合いのこのモデルは、フレームやスライド、アウターバレルに光沢クロームメッキを用いることで鏡面のようなニッケルメッキの雰囲気を再現。トリガーガード内などのパーティングラインは手作業で丁寧に磨き込まれており、滑らかで美しい曲面に仕上げられている。トリガーやハンマー、バレルブッシングなどのスモールパーツは光沢のあるシルバー仕上げ。マガジンにも光沢クロームメッキが施されている。色合いだけではなくスライド左側の刻印は打刻によって再現され、各パーツの形状にもこだわっている。実射すると.45口径のガバメントモデルらしい手首にガシッとくるリコイルショックとスピーディーなブローバックが体感できる。
 現代のステンレススチール製やポリマー樹脂製のハンドガンにはない、どこか温かみのあるアナログテイストな美しさを醸し出すニッケルフィニッシュ。「鉄と木」で作られた時代のガバメントによく似合う。サバゲーで目立つこと間違いなし。

 

スライドをホールドオープンさせたところ。迫力のあるマズルフェイスのアウターバレル、バレルブッシングに光沢クロームメッキが施されている

 

スライド側面の刻印はスモールアドレスタイプを、シリアルナンバーには「後期型00000B70」を採用。金型ではなく成型後に打刻で再現されている

 

トリガーやスライドストップ、マガジンキャッチは光沢のあるシルバー仕上げ

 

シリーズ70特有の形状が再現されたスパーハンマーやサムセーフティ、グリップセーフティ、メインスプリングハウジングも光沢のあるシルバー仕上げとなっている

 

スライド上面や後面、チャンバーカバー、前後サイトももちろんシルバー仕上げ

 

シルバー仕上げのボディにマッチしたコルトのゴールドメダリオンが埋め込まれた木目調のフルチェッカーグリップとシルバー仕上げのグリップスクリュー

 

装弾数26発のマガジンにも本体と同じ光沢クロームメッキが施されている。ガスブローバック・ガバメント用のマガジンが共用できる

 

ホップアップの調整はホップチャンバー左側にあるダイヤルを回して行なう

 

シャープでスピーディーなブローバックが得られるブローバックエンジンを搭載。スライド内側にはスライドオープン時の負担を受け止め、スライドストップとノッチ部分の削れや破損を防ぐメタルノッチスペーサーが組み込まれている

 

 

DATA

  • 全長:217mm
  • 重量:812g(空マガジン含む)
  • 装弾数:26発
  • 価格:¥21,780
  • お問い合わせ先:東京マルイ

 

TEXT:毛野ブースカ

 

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