2020/05/27
第2回:ハイキャパエクストリーム【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】
東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」。第2回目はガスブローバックハンドガン「ハイキャパ エクストリーム」だ。なお今企画は動画でも同時公開されている。少し毛色の違ったそちらもぜひご覧いただきたい。
東京マルイのガスブローバックハンドガンシリーズの中でも異色の存在であるこのモデルは、シリーズ唯一のフルオートオンリーのハンドガンである。ハイキャパ4.3タクティカルカスタムをベースに、フルオート専用のブローバックエンジンやハンマー/ディスコネクターを採用し、さらにスライドのストロークを短くしたことで秒間25発の連射スピードを実現。これは同社の電動ガンハイサイクルカスタムに匹敵するスピードだ。1マガジン分(装弾数31発)を1秒ちょっとで撃ち切ってしまう計算になる。フルオートオンリーであることを知らずに撃つと、発射音がひとつに連なって聞こえるくらいのブローバックサイクルに誰しもが驚くはずだ。
ディテールに目を移すと、スライドは側面のみシルバー仕上げとして専用刻印とセレーションを追加。硬質クロームメッキ仕上げのスライドストップやサムセーフティ、ショートテイルグリップセーフティ、リングハンマーが付属している。ハイキャパ5.1と同じ装弾数31発のマガジンが付属しており、オプションのハイキャパ50連ロングマガジンが共用可能。秒間25発の連射スピードを味わい尽くしたいならこのロングマガジンがお薦めだ。インナーバレルには可変ホップアップシステムを搭載しておりハイキャパ5.1譲りの高い命中精度を発揮する。
まるで羊の皮を被ったオオカミのようなハイキャパエクストリーム。サバゲーのサイドアームとしてはもちろんCQB用のメインウェポンとしてもお薦めだ。
見た目はハイキャパ5.1のコンパクトモデルだが、セレクターレバーがなく一見しただけではフルオートオンリーであることがわからない。撃てばわかる潔くて男気のあるハンドガンだ。
ハイキャパ4.3と同様の20mm幅のアンダーレール付きフルダストカバーシャーシを採用。
両側面のみシルバー仕上げのスライド。左側には「XTREME.45」と刻まれている。
スライド右側には筆記体調で「XTREME」のマークが入れられている。
リングハンマーやサムセーフティ、グリップセーフティは硬質クロームメッキ仕上げ。
乱反射防止のセレーションが入れられたフラットタイプのスライド上面。ロープロファイルのタクティカルリアサイトが付属。
装弾数31発のマガジン。ハイキャパシリーズのマガジンがすべて共用できる。
トリガーを引くと猛然とブローバックする。秒間25発なのであっという間にマガジンが空になってしまう。フルオートブローバックの醍醐味が存分に味わえる。
DATA
- 全長:200mm
- 重量:862g
- 装弾数:31発
- 価格:¥16,800
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ