2020/04/27
第1回:AK47 ヴェータ・スペツナズ【再注目! 東京マルイ名銃コレクション】
東京マルイの製品の中から歴史的な1挺を紹介していく「再注目! 東京マルイ名銃コレクション」。第1回目は電動ガンスタンダードタイプ「AK47 ヴェータ・スペツナズ」だ。なお今企画は動画でも同時公開されている。少し毛色の違ったそちらもぜひご覧いただきたい。
ロシアの特殊部隊ヴェータが使用したとされているAK47をベースにしたカスタムモデルを再現したこのモデル。CQBでの使用を意識してバレルは限界まで短くし、20㎜幅のアンダーレール付きショートハンドガード、クリンコフスタイルのフラッシュハイダーやリアサイト、マットブラック仕上げのラバーコーティンググリップとラージバッテリー(現在は付属の変換コネクターにより8.4Vニッケル水素1300mAhミニSバッテリーを使用)が収納できる固定ストックが付属。マズルは14㎜逆ネジ仕様のアタッチメントとなっておりサイレンサーやフルオートトレーサーが装着可能。さらに伏せ撃ちしやすいように短くされた装弾数250発の連射マガジンが標準装備されている。2001年年末にリリースされ、「モダナイズドAK」や「マイクロカービン」という言葉がなかった当時としてはモダンで斬新なAKカスタムだった。
余談だが、ひと昔前のサバゲーフィールドのレンタルガンとしてこのヴェータ・スペツナズが多く使われていた。ニッカドバッテリーが主流だった時代、ラージバッテリーが使えてコンパクト、ボディ剛性がしっかりしていて連射マガジンが標準装備されているモデルはこれしかなかったからだ。実銃をモチーフにしながらもサバゲー向き電動ガンとしても一面も兼ね備えており、実用性の高い1挺として現在もラインアップされている。
クリンコフタイプのフラッシュハイダーを外すと14㎜逆ネジのマズルが現れる。バレルのショート化に伴い、フロントサイトの位置も変更されている
まだレールシステムやピカティニーレールが広く浸透していなかった当時としては最先端なアンダーレール付きのショートハンドガード
レシーバーカバー上面に設けられたクリンコフタイプのリアサイト。フロントサイトとあいまって素早くサイティングできる
ラバーコーティングが施されたマットブラック仕上げのグリップ
かつての電動ガン用バッテリーの主流だったラージバッテリーが収納可能なマットブラック仕上げの固定ストック
通常のマガジンよりも短くすることで伏せ撃ちしやすくなった連射マガジン。装弾数は250発
DATA
- 全長:711mm
- 重量:2,750g
- 装弾数:250発
- 価格:¥29,800
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ