2020/04/27
東京マルイ「ガスブローバックガン グロック17 ジェン4」製品レビュー
大きく進化したジェン4をガスブローバックガンで再現
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
バックストラップが交換可能な第4世代
1983年にオーストリア軍に制式採用されてから現在に至るまで基本構造を変えずにマイナーチェンジが5回行なわれたグロックピストル。その第4世代(ジェン4)はデュアルリコイルスプリングタイプの導入やモジュラーバックストラップシステムの採用、マガジンキャッチが左右に入れ替えられるなど、時流に即したモダナイズドが実施された。
今回東京マルイからガスブローバックガンとしてリリースされるのは、このジェン4である。東京マルイにはすでにグロック17がラインアップしているが、ジェン4は先に発売されたグロック19サードジェネレーション同様、最新スペックを導入したアップグレード版としての登場となる。
グロック17用実物ホルスターに収納可能
すでに従来型をお持ちの方ならこのモデルが実物ホルスターに収納できるかどうか気になるところだが、この製品はリアルディメンションのグロック19をベースとしているため、グロック17用の実物ホルスターが使用できる。内部メカニズムについてもグロック19がベースとなっており、直径15mmの大口径シリンダー、ショートリコイル機能が見直されている。
ブレードテック製のグロック17用クラシックホルスターに入れてみたところ。リアルディメンションになったことでスムーズに抜き差しできる
写真はまだ試作品だが、スライド左側にはグロックのトレードマークとモデルを象徴する「Gen4」の刻印が入っている
マガジンキャッチは大型化されて押しやすくなり、実銃同様に左右の入れ替えができる
ジェン4用の9mm×19弾仕様のマガジン。入れ替え可能なマガジンチェンジに対応するためマガジンキャッチがかかる切り欠きが左右に設けられている。装弾数は25発(写真は未仕上げの試作品)
実銃と同じくバックストラップ(4タイプ付属)は交換できる。バックストラップが4種同梱されているのはマルイ製品だけだろう。また、ビーバーテールタイプをチョイスすればハイグリップしやすくなる。ユーザビリティの面でも確実に進化している。
ジェン4から導入されたモジュラーバックストラップシステム。写真はバックストラップを装着していない状態
Lサイズのビーバーテール付きバックストラップを装着したところ。製品にはMサイズ、Lサイズと各ビーバーテール付きの計4タイプのバックストラップが付属する
実射してみるとブローバックスピードが向上し従来型とは明らかに異なるシャープなリコイルショックが体感できる
実銃同様、オールラウンドに使える東京マルイのグロック17ジェン4。サバゲ用のセカンダリーウェポンとして間違いなく人気が出るだろう。
※写真は試作品です。量産品とは細部が異なる場合があります
DATA
- 装弾数:25発
- 価格・発売日:未定
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年6月号 P.84~85より抜粋・再編集したものです。