エアガン

2022/09/05

G&Gアーマメント「CM16」に電子トリガーをインストール!【Armsカスタムガレージ】


 月刊アームズマガジン編集スタッフとライター陣がマイガンのカスタムに挑戦するコーナー「Armsカスタムガレージ」。これまで2回にわたってG&Gアーマメント CM16 カービンDSTに電子トリガーを組み込む下準備を進めてきたが、今回はいよいよ本番。電子トリガーの基盤位置を調整し、センサーが反応するように組み込んでいく。

 

内部メカを洗浄&研磨編はこちら

 


 

ベースガン

 

 

G&Gアーマメント
CM16 カービンDST

  • 全長:675mm
  • 重 量:2,012g
  • 装弾数:450発 
  • 価 格:中古品のためオープン価格
  • 備 考:東京マルイ EG1000モーターに換装

 

 繰り返しになるが電子トリガーの基盤は精密機械なので、落として衝撃を加えたり、汚れをつけないように最後まで油断せず、気を付けて作業を行なっていこう。

 


 

電子トリガーの構造理解と下準備

 

電子トリガーの基盤にはいくつかのセンサーが付いている。セクターギアの回転を検知するギアセンサーとトリガーの動きを検知するトリガーセンサーが主要なものであり、ここをグリスなどで汚さないように気を付ける

 

基盤を取り付けたら配線の取り回しと位置を大まかに決める。この時、基盤のプラス端子がトリガーセンサーの上に被さることがあるので、少しだけ配線を曲げて回避する

 

基盤をネジ止めしたらメカボックスシェルをひっくり返しセレクタープレート用の切り欠きを確認する。セレクターポジションの検知センサーがすべて露出している状態なら正常だ

 

セレクタープレートにセンサー検知用の付属の白いシールを取り付けていく。セレクタープレートに銅板が取り付けられている場合は取り外してから白シールを貼る。同じくトリガーには付属の白スポンジを貼り付ける

 

セレクタープレートの取り付けは白シールが剥がれないように慎重に行なう。メカボックス前方方向に差し込み、目いっぱい押し込む

 

最後に赤棒で示した端を押し込み、パチンと音が鳴れば取り付け完了だ。スライドさせて動きを確認しよう

 

セレクターポジションを変えていき、センサーが正しく露出しているか確認しよう。写真はセーフポジション

 

セミ

 

フル

 

トリガーを取り付けて動きを確認する。取り付け時はトリガースプリングで基盤を破損しないように気を付けてほしい

 

トリガーの軸棒を抑えながら動かし、発射状態のときにトリガー検知センサーの上を白いスポンジが覆うようになっているか確認する

 

トリガーの取り付けが完了したら、各種ギアとシリンダー一式をメカボックスに装着していく。ギア類はグリスを塗りすぎると電子トリガーの基盤に飛散して故障の原因になるので薄っすらと塗布するだけにしておく

 

逆転防止ラッチとメインスプリングを組み込み、メカボックスを閉じる。ロアレシーバーに戻してトリガーピンとロアレシーバーピンで固定する

 

動作テストをするために中継端子を仮組みする。平端子は完全に差し込むと外しにくいので軽く噛み合う程度にしておき、付属の熱収縮チューブと絶縁テープなどで端子部分を覆い隠して養生する

 

モーターとグリップを組み込みんだ状態だ。赤と黒のバッテリー端子を左右に分けてから広げておき、中継端子の部分が接触しないように注意しつつバッテリーを接続する

 

セレクターをセーフティに入れてトリガーを引き続けると短い電子音が2度鳴るので、これで初期設定は完了だ。セミオートに入れて発射できるか確認し、問題がなければ外装の組み立てを行なう

 



 比較的簡単な作業のみで接触スイッチ式の電動ガンに電子トリガーを搭載できるOPTION NO.1のキットは非常に精度も高く、配線の長さなどもスタンダード電動ガン規格に合ったものだった。組み込み後はトリガーのレスポンスも大幅に改善し、ノーマル状態より明らかな変化を体感することができるようになり、大満足な結果となった。OPTION NO.1のWEBページではより細かい電子トリガーの設定マニュアルなども公開しているので、3ラウンドバーストなどに興味のある方は確認してみてほしい。

 

TEXT:津軽太郎/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.82~83をもとに再編集したものです。

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