2022/06/27
PDWの代表格。東京マルイ「MP7A1ブラック」
東京マルイの数ある名銃の中から、毎月1挺をキャストさんと一緒にフカボリする企画「東京マルイ 小森とこまきと、ときどきデカ」。
今月はガスブローバックガン「MP7A1」をご紹介します。動画で分かりやすくまとめていますので、ぜひ動画もご覧ください。
MP7A1とは?
PDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)として誕生したヘッケラー&コックMP7A1は、専用に開発された小口径・高速弾の4.6mm×30弾を使用。発射方式はショートストロークガスピストン式。セミオート・フルオート切り替えが可能。マガジンハウジングを兼用したグリップはレシーバー中央に位置するセンターレイアウトタイプを採用。レシーバー上面はフラットなマウントレール仕様。セレクターレバーやマガジンキャッチ、ボルトリリースレバーなどの操作系はすべてアンビタイプ。フラッシュハイダーには専用の着脱式サプレッサーが装着できる。チャージングハンドルも左右どちらからでも操作可能だ。折り畳み式のフォアグリップ、各種アクセサリー類が装着可能なマウントレール、リトラクタブルストックが付属している。ドイツ連邦軍やアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズDEVGRUなどで採用されている。
東京マルイ
MP7A1
そんなMP7A1は東京マルイのガスブローバックマシンガン第1弾としてリリースされた。ライフル/サブマシンガンクラスのガスブローバックガンは後発だったが、ガスブローバックハンドガンで培った技術やノウハウが随所に反映されており、ライフル/サブマシンガンクラスのガスブローバックガンの常識を変えた1挺である。
MP7A1はすでにコンパクト電動ガンとしてリリースされていたが、ボディはガスブローバックガン用として新たに開発。折り畳み式のフォアグリップ、両側面のマウントレール、着脱可能なKSKサイトをリアルに再現。リトラクタブルストックはA1タイプの特徴である4ポジションタイプとなっている。 アンビタイプのセレクターレバーやボルトストップ、マガジンキャッチは すべてライブで作動する。
MP7A1の特徴はそれだけではない。外観からもちろんフィールドストリップしてもホップ調整用ダイヤルがまったくわからないという画期的なギミックを搭載。調整方法はマガジンを外してトリガーを前方に目いっぱい上げると、内部にあるバレルユニットが後退してエジェクションポート内にホップダイヤルが現れる。リアルさを損ねずに、かつ安全にホップ調整できるエポックメイキングなギミックである。
マガジンは実銃のロングタイプをイメージした気化効率に優れて冷えにも強いダイキャスト製。装弾数は40発。マガジンリップからBBローダーなどを使ってBB弾を装填する方法に加えて、ハンドガンと同様、BB弾を装填するためのスリットが前面に設けられており、BB弾の装填が容易に行なえる。
内部に目を移すと、は直径約16mmの大型ピストンを採用し、ロッキングラグ(ボルトヘッド)形状をリアルに再現した新開発ブローバックエンジンを搭載。ガスの消費量を抑えつつスピーディーでハードなブローバックアクションを実現している。電動ガンでは再現できなかったショートストロークガスピストンが再現され、ほぼ実銃同様にフィールドストリップが可能となっている。
ガスブローバックガンながら電動ガンに匹敵する命中精度を有しており、コンパクトなボディと扱いやすい操作系、汎用性の高さからフィールドを問わずオールラウンドに使える。サバゲーで愛用するユーザーが多いのも納得できる。ライフル/サブマシンガンクラスのガスブローバックガンを初めて所有する方にもお薦めだ。
DATA
- 全長:381mm/586mm(ストック伸長時)
- 重量:2,200g(空マガジン含む)
- 装弾数:40発
- 価格:¥36,080
- お問い合わせ先:東京マルイ
TEXT:毛野ブースカ