2022/03/26
初速を調整してみよう!~かすみん技術工房~
月刊アームズマガジンのライターを務めながらエアガンショップの店員として日々勉強中のかすみんが、エアガンのことについて詳しくレポートしちゃいます!
沖縄出身なので、雪が降るとワクワクしてしまうかすみんです! 雪中サバゲも久しぶりに行きたいなぁ。ミリタリー物販&サバゲーイベントは毎月開催されているので、寒い季節も体調に気をつけて楽しく過ごしましょう!
さて、このページは私自身がよりエアガンの内部構造を理解するため、そして読者の皆さんのカスタムへの興味を深めていただければという思いで執筆しています。前回はギアノイズとセレクター切り替えが固い問題の対策として、ギアの軸とグリップを削りました。今回は実際にBB弾を発射して初速のチェックをしたいと思います!
トラブル発生!! バレルが合わないっ!?
銃を組み上げていこうとした矢先に、予期せぬトラブルが! 交換したインナーバレルだとアウターバレルに組み込めず、試しに別のインナーバレルにしてみても全然入りませんでした(涙)。
インナーバレルは加工して使うことに
ノズルは「でんでんむし」を使います
ファイアフライ「でんでんむし」は、先端でBB弾を中央に咥え込むような形状をしており、発射時にBB弾のセンタリングを行なうことで命中精度が向上するとされている神パーツです!
スプリングレートを変更
メインスプリングは主に「等ピッチ」と「不等ピッチ」があります。不等ピッチの方が効率がよいというわけではなく、バネ鳴りが気になる際に交換すると抑えられるとされています。その逆もまたしかりです。また、不等ピッチは等ピッチに比べて耐久度設計が難しく、製品によりますがスプリングのヘタリなど、寿命がやや縮まる場合もあります。
スプリング交換による初速の変化
スプリングを交換して、それぞれ初速を測りました! やっぱりスプリングレートを上げると初速は上がるんですね! カスタムでセクターギアの歯がカットされているものを組んでいるので、最初に組み込んでいたSPARK不等ピッチM90より、固いスプリングのほうが今回の銃にはよさそうです! バネ鳴りも静かになった気がします。
初速のチェックが完了!
いかがでしたか? まさかバレルをカットして削ることになるとは思いませんでした(笑)。命中精度次第ではアウターバレルごと交換も視野に入れます! スプリングはレート別で何本か用意するのが吉ですね!
さて、「かすみん技術工房」は次回で最終回となります。カスタムは一日にして成らず! 1年の成果が楽しみです!
TEXT:かすみん/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:GOAT、サワ
協力:AIRSOFT97
Twitter:@aburaneko517
公式LINE:@kasumin
この記事は月刊アームズマガジン2022年4月号 P.212~213をもとに再編集したものです。