2022/02/21
VECTORにPERUNを組み込む!~かすみん技術工房【番外編】~
月刊アームズマガジンのライターを務めながらエアガンショップの店員として日々勉強中のかすみんが、エアガンのことについて詳しくレポートしちゃいます!
あけましておめでとうございます! 2022年は寅年ということで、活動に勢いをつけて頑張っていきたいです! さて、このページは私自身がよりエアガンの内部構造を理解するため、そして読者の皆さんがカスタムへの興味を深めていただければという思いで執筆しています。
これまでE&CM4A1の内部カスタムをレポートしていましたが、先日PERUNからKRYTAC KRISS VECTOR用の新しい電子制御基板が発売されたので、早速私のVECTORに組み込んでみました! ということで、今回は番外編の「PERUN組み込み」レポートとなります!
KRYTAC製KRISS VECTORをカスタム!
私のKRYTAC KRISS VECTORの初期ロットを使って作業します。すでにFETが標準搭載されていますが、物足りない印象。メカボックス的に、これまでの電子制御基板が使えませんでした…が、やっとPERUNから専用の基板が発売! 「ついに、このときが来た!」と早速ゲットしました!! ちなみにショートストローク加工、G&Gのイフリートモーターを組み込み済みです!
用意する道具
- ピンポンチ
- ゴムハンマー
- 六角ドライバー
- プラスドライバー
- トルクスレンチ
- ピンセット
- ラジオペンチ
- ソルダーアシスト
手順1:アッパー/ロアレシーバーの分離
手順2:細かいパーツを取り外す
手順3:基板の取り外し
手順4:基盤を組み込む
手順5:セレクターセンサーステッカーを貼る
手順6:セレクターセンサーの調整
ロアメカボックスにフレームを仮組みし、アッパーと仮組みします。バッテリーを接続し、セーフティを解除して診断モードを起動します。トリガーを5秒以上長引きすると、セレクターキャリブレーションモードに入ります。それぞれのセレクターポジションでLEDの色が変わるまでトリガーを長引きします。
- フル:赤点滅→成功で水色へ
- バースト:水色→成功で青へ
- セミ:青→成功で緑点滅、失敗で赤点滅
手順7:パーツ類を組み戻す
いかがでしたか? 写真を撮りながらでしたが、だいたい1時間くらいで作業は完了しました。撃ち心地ですが、…かなり良くなりました! 本当に同じ銃なのか? と思うほど変わりますね! プリコッキングやダブルショット、1~5点バーストの設定など、自分好みの設定ができます。忖度なしでKRYTAC KRISS VECTORをお持ちの方にオススメです!
TEXT:かすみん/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:サワ
協力:AIRSOFT97
Twitter:@aburaneko517
公式LINE:@kasumin
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この記事は月刊アームズマガジン2022年3月号 P.156~157をもとに再編集したものです。