2021/12/12
不具合の原因究明と再調整をしよう!~かすみん技術工房~
月刊アームズマガジンのライターを務めながらエアガンショップの店員として日々勉強中のかすみんが、エアガンのことについて詳しくレポートしちゃいます!
11月はイベントラッシュだったかすみんです! 緊急事態宣言が明けて、街やサバゲフィールドにも活気が戻ってきましたね! 今年もあと残り1カ月となりましたが、まだまだやることがたくさんあるので、健康には気をつけて頑張っていきます!
さて、このページは私自身がよりエアガンの内部構造を理解するため、そして読者の皆さんがカスタムを始めるきっかけになれたらという思いで執筆しています。前回は、カスタムしてきたこれまでのパーツでちゃんと動作するのか、実際にメカボックスを閉じてチェックしました。その結果、セミオートからフルオートへのセレクターの切り替えが固く、ギアノイズが気になったので、今回はその原因究明をしたいと思います!
不具合の原因を調べる
まず、メカボックスを開けて、どこかしらに異常がないかチェックします!
スパーギアの歯のあたりが白くなっているのがわかるでしょうか。そしてシムを確認したところ、何度もメカボックスを開け閉めする際にシムを紛失したのか、枚数が変わっていました。シムが落ちることがあるので、開け閉めの際は注意が必要です!
考えられる原因を絞り込む
再度シムを調整した後、メカボックスを閉じてギアの動きを見ます。前回パーツを組み上げた際に判明した「セレクターの切り替えが固いこと」と「ギアノイズ」の原因となっている要素をいくつか考えてみました。
メカボックスを開け、重点的にこの3点をチェックしたところ、よく見ると軸受けが斜めに入っていることが確認できました! それが原因でセクターギアの軸がセレクタープレートに干渉して、セレクターの切り替えが固くなっていると思われます。
再調整スタート!
手順1:軸受けを入れ直す
手順2:ギアの動作チェック
手順3:軸が干渉していないか確認&シムの再調整
メカボックスを閉じてモーターを繋ぎ、ベベルギアとモーターの位置が適正であることを確認します。シム調整でもこれ以上セクターギアを右側に寄せることは難しそうなので、次回にセクターギアの左側の軸を削ることにします!
不具合の原因が判明!
いかがでしたか? セレクター切り替えが固い&ギアノイズの原因は「軸受け」でした! 軸受けの圧入は、以前行なった際に力加減が難しく、なかなか上手くできなかったので今後も気をつけたいと思います! このような不具合を減らすためにも、パーツひとつひとつをキチンと組めるようにしていきたいですね。
カスタムは一日にして成らず! 頑張ります!!
TEXT:かすみん/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:GOAT
協力:AIRSOFT97
Twitter:@aburaneko517
公式LINE:@kasumin
この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.156~157より抜粋・再編集したものです。