2021/09/08
HOPパッキンの取り換え方 ~かすみん技術工房~
月刊アームズマガジンのライターを務めながらエアガンショップの店員として日々勉強中のかすみんが、エアガンのことについて詳しくレポートしちゃいます!
月刊アームズマガジンは10月号で通巻400号おめでとうございます!! 記念すべき号でこうして連載を続けられて、とてもうれしく思います! さてさて、今年の夏も暑いですね。マスク焼けしていませんか?私は日傘必須です! 夏バテにも気をつけてお過ごしください。
このページは私自身がよりエアガンの内部構造を理解するため、そして読者の皆さんがカスタムを始めるきっかけになれたらという思いで執筆しています! 前回はこれから組み込むインナーパーツの紹介をしました。今回は「HOP」についてレポートしたいと思います!
HOPとは?
「HOP」ってよく聞くけど、結局なんのこと? と思いながらエアガンを使っている方も多いかもしれません。ざっくり説明すると、「HOPパッキン」と呼ばれるゴムがBB弾に回転を与えることで上下に異なる気流が生じ、“揚力”が発生します(マグヌス効果)。回転力が増すほど揚力が強くなり、結果として飛距離が伸び、BB弾を遠くまで飛ばすことができます。ただし、HOPをかけすぎると上方向に上昇するような弾道になり、弾詰まりなどが起こりやすくなるので、適正なHOPに調節しましょう。

HOPパッキンの種類
HOPパッキンは、形状によりいくつか種類があります。それぞれ長所短所があるため、用途によって使い分けましょう。
このほかにも、製品によっては左記の特徴を組み合わせたものもあります。パッキンの素材や硬度などにも種類があり、押しゴムとの相性もあるので、実際に組んで弾道をみるまではわかりません。用途やプレイスタイルに合わせてチョイスしましょう。

ごく一般的な形状。長期間に渡る使用でも安定した性能を発揮できます

中央に溝が切られたタイプの形状で、センタリングしやすく、弾道の横ブレを抑える効果があります。組み込む際のセンター出しが極めて重要です

通常のHOPパッキンが一点でBB弾と接触するのに対し、接触部を長めに取ることで接触面積を増やし、HOPの突き出し(抵抗)を増やさずともBB弾に大きな回転力を与えることができます。抵抗(=エネルギーロス)を抑制できるので、特殊なセッティングをしなくとも飛距離を伸ばしやすい反面、汚れに弱くコンディションを保たないと弾詰まりトラブルを誘発させやすいです。バレルやチャンバーの加工が必要になる場合があります
HOPパッキンを交換しよう
手順1:HOPパッキンの外し方
まず電動ガンに付属するチャンバーやバレルを分解します。チャンバーもバレルもぜんぶカスタムパーツだけで組み上げる場合は、この手順は読み飛ばしてもOKです!



手順2:HOPパッキンの取り付け方
今回は、東京マルイさんのHOPパッキンを組み込みます。最初にシリコングリスをアーチ部分とHOP窓以外のパッキンが重なりそうな部分に塗っておきます。



手順3:チャンバーを取り付ける
今回のカスタムに使用するDMTのチャンバーを分解していきます。ここではチャンバーからダイヤルを引き抜き、アームのピンを抜いてバネとアームを外した状態から解説します。(月刊アームズマガジン10月号でここの分解方法も解説しています)





HOPパッキンの組み換えが完了!
いかがでしたか? 最初にどのHOPパッキンを付けるか迷いましたが、インナーバレルが通常の形状であれば東京マルイさんのパーツが一番オススメです。ほかにも各社さまざまな種類のパッキン、押しゴムがあるので、ぜひ組み合わせて試してみてください!
もし弾道が右や左に逸れる場合は、センター出しがうまくできていないかもしれないので、調整してみましょう! センター出しは何だか日食を見ている気分になります(笑)。そして、パッキンは消耗品なので、定期的に交換しましょう。それでは、次回もお楽しみに♪
TEXT:かすみん/アームズマガジンウェブ編集部
PHOTO:GOAT
協力:AIRSOFT97
Twitter:@aburaneko517
公式LINE:@kasumin
この記事は月刊アームズマガジン2021年10月号 P.232~233より抜粋・再編集したものです。