実銃

2022/01/17

【実銃】東欧の銃器メーカーCZUBの試射イベント「CZ Meeting」

 

 CZ 75シリーズで知られるチェコの銃器メーカー、CZUBが2021年10月に開催した試射イベント「CZ Meeting」に参加する機会を得た。この模様は月刊アームズマガジン2022年1月号に掲載されているが、今回はその中の注目のハンドガンの1つ、コンペティション向けSHADOW 2シリーズの実銃レポートを公開しよう。

 


 

 

CZ Meeting

 

 CZ Meetingはチェコの銃器メーカー、CZUB(チェスカー・ズブロヨフカ・ウヘルスキー・ブロッド)が銃器ジャーナリストのために2年ごとに開催する試射イベントだ。前回はコロナ禍の影響で中止となったが、2021年10月に再び開催。CZUBといえば、この2月にアメリカの銃器メーカー・コルトを傘下に収めたことがニュースになり、CZ MeetingにおいてもCZUB製に加えコルト製の銃が多数並んだ。

 CZUBを代表するハンドガンCZ 75は、グロック以前のモダンオートハンドガンの礎を築いた1挺とも言われ、現在も尚、進化し続けているハンドガンの1つだ。特にCZ SHADOW 2はCZ 75の完成形とも言えるだろう。

 

 

CZ 75 SP-01 SHADOW
85th Anniversary Edition

  • 使用弾:9mm×19
  • 全長:209mm
  • バレル長:120mm
  • 重量:1,170g
  • 装弾数:19発

 

 今年はCZUBの創立85周年ということもありCZ 75の記念限定生産モデル、CZ 75 SP-01 SHADOW 85thAnniversary Editionが披露された。グリップ、トリガー、マガジンバンパーにゴールドのカラーを用いて、銃本体のブラックと合わせて同社のコーポレートカラーに寄せている。さらに、グリップ左側に85周年のロゴ、右側にはピストルのシルエットを象ったCZUBのマークを入れて、スペシャルな雰囲気を醸し出している。

 

スライド前端には限定生産を示すLIMITED EDITIONの刻印が。フロントサイトはファイバーオプティックタイプ

 

リアサイトはフルアジャスタブルタイプを採用

 

CZ 75から受け継がれるシングル/ダブルアクションのトリガーは、ゴールドのPVD(物理蒸着)仕上げ

 

ゴールドに輝く真鍮製のグリップを装備。マガジンのベースプレートも真鍮製だ

 

写真左側がSHADOW 2 ORで、写真右側が新製品のSHADOW 2 ORANGE。こちらはマズルブッシングを装備し、シリーズ中最高の精度を実現したという

 

 他にもCZ Meetingはさまざまな銃器が並び、撃ち比べることができた。詳しいその模様は月刊アームズマガジン2021年1月号に掲載されているので、そちらも併せてご確認いただければ幸いだ。

 

続きはこちら

 

Text & Photos:櫻井朋成( Tomonari SAKURAI)

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年1月号 P.72~79より加筆・再編集したものです。

Twitter

RELATED NEWS 関連記事

×
×