実銃

2021/10/09

【実銃】護身用に適したベストハンドガンとは? in アメリカ

 

護身用に適したハンドガンとは?

 

 2020年、銃乱射事件の発生件数が600件を超えたアメリカ。そこで暮らすには自衛のための銃器を考えなければならない。前回はハウスプロテクションに焦点を絞り、自衛に適したライフルを紹介した。今回は外出先での自衛のためのベストハンドガンをアメリカ在住ライターにチョイス、レポートしていただいた。

 

アメリカ在住の一般人が所有できるベスト護身用ライフルはこちら

 


 

 

Glock19 Gen5

 

 ピストルの定番で、ベストチョイスとも言えるグロック19。Gen5になって信頼性が格段に進化した。精度、信頼性、堅牢さとどの部分をとっても文句なしであり、RDS(レッドドットサイト)を搭載できるMOSモデルでもわずか600ドルと、オールラウンドのハンドガンをこれほどの低価格で入手できるのである。

 これのライバルとして挙げるのならば、STACCATO C2だ。サイズ、撃ち応え、精度と素晴らしいのだが、値段が2,500ドルとずば抜けているので、やはりベストはグロック19 Gen5といえよう。

 

グロック19はポリスオフィサーからミリタリーの特殊部隊員に至るまで、広く使われている。Gen5になってトリガープルが改善され、命中精度も向上

 

次点に選びたいのがSTACCATO C2。STACCATOは旧STIから社名変更したメーカーで、現在LE関連機関で急速にそのシェアを伸ばしている

 


 

 

SIG SAUER P365

 

 危険が予測できる場所におけるコンシールドキャリーウェポン(CCW)はグロック19で充分かもしれないが、本当に危険な場所に行く際はバックアップガンが欲しいところだ。ポケットなどにすっぽり入るような小型のハンドガンが。

 そこで私のファーストチョイスは、SIG SAUER P365である。このサイズ感で10連、12連、15連のマガジンが使用でき、左ポケットに忍ばせることができる。

 

下はグロック19。そのサイズ感は極小ともいえる

 


 

写真上がコルトディテクティブスペシャル、写真下がキンバー K6s、

 

Kimber K6s

 

 SIG SAUER P365に並ぶバックアップガンとして、こちらのキンバー K6sを選びたい。6連の.357マグナムをものともせずに撃てるこのシルバービューティは、短い2インチバレルにもかかわらず別パーツのリアサイトを備え、狙って当てることができるスナブノーズ(獅子鼻=ごく短い銃身のリボルバーを指す)である。そのサイトピクチャーは優秀で、たとえ25ヤードの距離でもきっちり狙って命中させることができる。トガープルも抜群で、撃ち心地は最高の部類に入るのだ。

 

リアサイトは左右の調整が可能。サイトピクチャーも素晴らしい

 

キンバーK6sの.357マグナム実射。迫力満点だ

 

 さまざまな意見があるだろうが、私のベストセルフディフェンスウェポンはこれらに当たる。月刊アームズマガジン2021年10月号ではこの銃たちをさらに事細かに紹介しているので、そちらもぜひ参考にしていただければ幸いだ。

 

Text & Photos:Hiro Soga

 

この記事は月刊アームズマガジン2021年10月号 P.150~157より抜粋・再編集したものです。

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