台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~【2018年11月号掲載】

 

リコイルショックにこだわる新進気鋭のトイガンメーカー

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

 

 実銃さながらのリコイルショックが体感できる「B.R.S.S.」を搭載した電動ガンで知られるBOLTエアソフト。ブローバック機能付きと謳う電動ガンは多いが、本格的なリコイルショック機能が搭載された電動ガンは東京マルイ、KSC、そしてBOLTエアソフトのみだ。BOLTエアソフトが独自に開発したリコイルショック機構「B.R.S.S.」の特徴は、従来のバージョン2ギアボックス用のパーツやアウターバレルなどのエクステリアパーツ、マガジンが共有でき、カスタムしやすいことにある。構造そのものはシンプルながら肩にドシンと伝わるヘビーなリコイルショックを発生することに成功している。創業当初はM4タイプのB4シリーズだけだったが、現在ではMP5シリーズやハイサイクルシリーズ、そして次ページで紹介するAKシリーズが新たに加わる。AKシリーズでは新開発のシステム“H.A.M.M.E.R.”が採用されており、リコイルショックにこだわる同社の真骨頂とも言える電動ガンとなっている。今後のラインアップが楽しみなメーカーのひとつだ。

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

BOLTエアソフトの代名詞「B.R.S.S.」の開発者である代表のトミー・リー氏。新製品AKS74UNはかなりの自信作だという

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

今回取材したトイガンメーカーの中では小規模な工場のBOLTエアソフト。訪れた時は新製品AKS74UNの生産真っ最中であった

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

オフィスの傍らでは3Dプリンターで試作品が成型されていた。筆者には何が成型されているのかわからなかった

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

AKS74UNのメカボックスを組み立てているところ。バージョン3準拠であることがわかる

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

完成した製品は1挺ずつ作動チェックが行なわれる。リコイルショックが強いので、テスターも大変なのではないかと心配してしまう

 


 

では、ここからは今回の取材で得た新製品の情報を一部ご紹介しよう。

 

AKS74UN

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

 

衝撃のリコイルショックが体感できる新システム“H.A.M.M.E.R.”を採用

 

 日本はもとより世界中から注目を集めているBOLTエアソフトの新製品が同社初のAKシリーズであるAKS74UNだ。バージョン3ギアボックスをベースに開発された新システム“H.A.M.M.E.R.”は、ボルトキャリア後部のリコイルスプリングが収まる部分にリコイルウエイトを設置。肩を激しく揺さぶるリコイルショックが体感できるだけではなく、ボルトキャリア後方に設けられたロッドを外すとリコイルレスになる。また、新型ホップアップシステムやギアボックス内のパーツも新規に開発されたものが導入されており、優れた実射性能を実現している。バッテリーはハンドガード内に収納。実銃同様のプレスレシーバーや木製ハンドガードなど外観にもこだわっており、完成度の高い1挺となっている。日本では9月末発売予定だ。

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

H.A.M.M.E.R.システムの要であるボルトキャリアとリコイルウエイト。ボルトアッセンブリー全体の重量が約400gもあり、ロッドと外すとリコイルレス仕様になる

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

新しくデザインされたハイトルクギア。リコイルショック+ハイトルク仕様ながらサイクルレートはかなり速い

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

リコイルショックに耐えられるように、レシーバー後部にはメカボックスを固定するためのネジが追加されている

 

台湾トイガンメーカー直撃取材!! ~「BOLTエアソフト」編~

ショートバッファーチューブにB.R.S.S.を搭載する「B4 PDW PROTO TYPE」も製品化を目指してブラッシュアップの最中だという

 


 

* 今回取材した一部の商品については、試作品のため日本市場への導入が決まっておりません。また、製品版とは細部で仕様が異なる場合があります。

 

TEXT:毛野ブースカ
PHOTO:勝田哲平(スタジオゼット)

 


この記事は2018年11月号 P.44~45より抜粋・再編集したものです。

 

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