2020/12/04
エアガン解体新書! ~コスパ重視電動ガンを解体してみた~
本当のところはどうなの? スポーツライン系電動ガンの内部に迫る
コスパを重視した電動ガンの多くがいわゆる「スポーツライン系」にカテゴライズされる製品が多い。スポーツライン系と聞くと樹脂製パーツを多用し、部品点数を少なくするなどコストをなるべく抑える工夫が凝らされている。実際にフルスペックの電動ガンと素材や見た目以外に違いはあるのだろうか。
そこで今回はCYMAのURX4 10インチFRPスポーツライン電動ガンを分解し、その様子をレポートする。
▲CYMA製 URX4 10インチFRPスポーツライン電動ガン
■バレル/ハンドガードの分解
フレームロックピンを左側から固定しているネジを緩めてフレームロックピンを左側から押し出す
アッパーレシーバーを前方に引き抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーを分割する
アッパーレシーバーからインナーバレルアッセンブリーを取り出す
マズルは14mm逆ネジ仕様なので、フラッシュハイダーを右方向に回して外す
ハンドガード基部下側にあるプラスの皿ネジを緩めてハンドガード押さえを外す
ハンドガードを外す。ハンドガードはレシーバー同様ナイロンファイバー製だ
ガスチューブ上にあるハンドガードの回転を防止するためのパーツを外す
樹脂製のガスブロックを固定している2本のプラス皿ネジを緩める
ガスブロック&ガスチューブセットを外す
専用の工具を用いてバレル基部を回す
アウターバレルを外す。アウターバレルは基部のみが金属製となっている。ここまででバレルの分解は完了だ
バレル基部はどちらも、一般的なスタンダード電動ガンM4系と同じだ。こちらはアウターバレル側
アッパーレシーバー側のバレル基部
■メカボックスの取り出し
ストックリリースレバーをいちばん下まで引っ張ったままストックを後方に引き出してバッファーチューブから外す
先の長いプラスドライバーを用いてバッファーチューブ内にあるバッファーチューブを固定しているネジを緩める
ロアレシーバーからバッファーチューブ、スリングプレートを外す。外す際にコードを断線しないように注意しよう
グリップボトムを外す
グリップからモーターを取り出す
グリップ内にある2本のネジを緩めてグリップを外す
マガジンキャッチ、マガジンキャッチボタンを外す
トリガーピンはローレット加工されているので、左側から押し出して抜く
ボルトキャッチを外す
テイクダウンピンを固定している左側のネジを緩めてテイクダウンピンを左側から押し出す
ロアレシーバーからメカボックスを取り出す
取り出したメカボックス
メカボックスはバージョン2準拠となっており、一般的な海外メーカー製と変わらない
メカボックスを固定している10本のネジを外してメカボックスを開く。内部のパーツ構成は一般的なスタンダード電動ガンM4系と同じだ。電子トリガーなどは付属していない
■ホップチャンバーの分解
ホップチャンバーに付属するダイヤルとギア2枚を外す
ホップアームを固定しているピンを抜いてホップアームとホップクッションを外す
ホップチャンバー前方下部にあるバレルクリップを外してインナーバレルを取り出す
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2020年12月号で掲載されたものです。