2020/03/01
S&T「64式小銃 G3電動ガン」製品レビュー
電子トリガーシステムを搭載した最新バージョン
●最新の電子トリガーシステムを採用
2019年末に89式小銃の後継となる新小銃の採用が決定されたが、自衛隊が採用した初の自動小銃である64式小銃は今なお人気がある。そうした人気を受けてS&Tが電動ガンで再現した64式小銃は同社を代表するロングセラー商品だ。
※実射シーンとインプレッションはこちらの動画をご覧ください。
今回、このモデルが電子トリガーシステムを搭載してバージョンアップした。この電子トリガーシステム「G3タイプ」は磁気センサー方式によるギア制御システムを採用。バッテリーが6.0V以下の低電圧時に作動を停止するカットオフ機能が追加されている。従来型に比べてシャープなトリガーフィーリングが体感できる。
●実銃と同じ操作方法のセレクターレバー
64式小銃を知る人ならセレクターレバーの操作方法が気になるところ。S&Tはセレクターレバーを引き上げながら回す実銃と同じ操作方法を再現している。
64式小銃の特徴である引き上げながら回すセレクターレバー。ポジションマークも「ア(安全)」「タ(単発)」「レ(連発)」となっている
独特なディテールのレシーバーはアルミ製、グリップやストックは木製。89式小銃にも引き継がれているバイポッドは実銃同様に折りたたむことが可能だ。自衛隊コスでサバゲしたいプレーヤーにこのモデルはお薦めだ。
アルミ製レシーバーの左側には陸上自衛隊隊を表す桜のマークや銃名、製造年月が打刻されている
レシーバー左側にはスコープマウントベースや薬きょう受けを装着するためのアタッチメントが設けられている
ボルトを後退させるとホップアップ調整用のダイヤルが現れる。エジェクションポートが上向きなので調整しやすい
ストックは実銃と同じ木製。ショルダーレストは実銃同様に開閉可能
89式小銃と違って左右対称の木製グリップ
クーリングホールが開けられているハンドガードはアルミ製。バイポッドは実銃同様に展開・格納できる
残弾確認孔が再現された装弾数390発のマガジン
DATA
- 全長:990mm
- 重量:3,260g
- 装弾数:390発
- 価格:¥65,000
- お問い合わせ先:UFC
wholesale@ufc-web.com
TEXT:毛野ブースカ
この記事は月刊アームズマガジン2020年4月号 P.78より抜粋・再編集したものです。